« ドラマ「相棒~貢ぐ女~」・・・これも微妙だぞ | メイン | 「一緒に太っていこうね」・・・なんてプロポーズはしなかったのだが、なんかそうなってしまっている今日この頃 »

ドラマ「ハケンの品格」に思う、「やめたい」意識と結婚

 ドラマ「ハケンの品格」を見ている。妻がなんか面白いということで見始めて、今では録画して。

 まぁ・・・面白いというのか・・・。だんだん、先が読めてしまう安易な展開に見ていてダレダレな気分さえ感じるものの、それなりに面白いので見ている。

 まぁ、私もいろいろなことに挑戦したいたちなので、派遣というのも、難しい人間関係に縛られずに、短い期間で多種の職業を体験し、スキルアップをできるのであれば、なかなかにいいのかしらなどとは思うものの、現実にはこのドラマの主人公のように、ユンボを運転できたり、フラメンコが踊れたり、果てはマグロの解体ショーまでできてしまうとは思わないのだが。そこまでの専門性というのは一朝一夕につくものではないのは自明だ。

 まぁ、マンガみたいなドラマだねといったところ。

 しかし、正直、社会人として働く者・・・すべからく・・・もう「やめたい」と思うことはあるだろう。

 そして、ライフステージにおいて結婚ということを考える時に「やめたい」とは言えなくなる、ひとりの相方に責任を持つためにやめられなくなるということを覚悟する必要があるわけで・・・それは結構悩むよね。僕も悩んだ。

 その悩みを妻に吐露した時、結婚前であったが、妻は、「ひとはやめたいやめたいと言いながら働き続けていくものよ、大丈夫」と言ってくれた。

 それは僕が結婚を決意する大きな要因の一つであったのだ。

 やめたくったって多分私の性格上やめられない・・それを見抜いて当意即妙の答えをしてくれた妻に、この人ならやっていけるだろうと。やめないでやっていけると(^-^)

 しかしね・・・この「ハケンの品格」を見ていると・・・派遣社員・・・言ってみれば、「やめる」ことがタブー視されていない、その職場を「やめる」ことは派遣期間終了ということで予定されているという前提でその派遣社員をポジティブに描いているのが、なかなかに興味深い。

 そのような就労スタイルが一般化すれば、僕の前述の逡巡は意味を失うからだ。

 このドラマはそのような深い問いかけをある程度しつつも、なんかコメディーチックだったりして・・・どうもちぐはぐな感はあるなぁとは思う。ちょっと惜しい。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.webnikki.org/mov/mt-tb-ap.cgi/1613

コメントを投稿