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映画「ブラス!」を見たり

 昨日から寝てばかり。かなりの疲れが溜まっていたようだ、でも、まぁ、今日はやはりいつもの鶴見スポーツセンターセンターのエアロビがあるわけで朝は起き出してゴーゴー。
 踊っているとだんだん気分良くなってくるもので、まぁ、ランナーズハイみたいなものであろう・・これがために土曜日の朝からわせわせと出かけているのだ。
 踊って、上手くのれてくると日頃のいやなこととかは洗い流される感覚なのがいい。否が応でもストレスの溜まる仕事だから、こうやって踊っているのは必要性に駆られてかもしれない。と言いつつ、上手くのれないで雑念が入ってしまうとあまりうまくないのだが・・・。今日はのれたってことで。

 今日はよく晴れていたから、洗濯をしないと損だろうということでガンガン洗濯機を回す。2回ほど回したり。

 そして、回しながら、映画「ブラス!」(96年イギリス作品1時間47分)を見た。
 なかなか、感動もの。
 イギリス映画に特徴的な、炭坑閉山に絡む物語。
 なんか、イギリス映画は炭坑に絡む話が多い気がする。
 僕が見ただけでも「フル・モンティ」も炭坑町の失業者を背景にコミカルに描いたものだった(2002年2月21日の日記参照)し、「リトルダンサー」も炭坑町での物語であった。

 この「ブラス!」は・・・(この先ネタばれあり)

 炭坑町のブラスバンドが、炭坑の閉山の憂き目を乗り越え、全英のコンテストに優勝するという、まぁ、ちょっとうまくいきすぎの展開なのだが・・・その過程には、炭坑の閉山や、自殺未遂、死期間近いリーダーなどゆめゆめ軽くは取れない要素が織り交ぜられたりしているわけで、泣けてきてしまう。
 また、コンテストに優勝できたからと言ってもなんら根本的な解決になっていないわけであるから・・・。
 イギリスでは1984年以来140の炭坑が閉山され、25万人近くが失業したという社会的背景がこの映画の背景にある。
 僕としては、それなりに泣ける映画であったが、どっかで見たような気もした(多分、テレビで途中で観たこともあるんだろう)。イケメンなユアン・マクレガーの恋愛的要素は必要だったのだろうか?とちょっと思ったが・・・まぁ、全ての要素をごった煮にしてさぁ泣いてくれ!!という監督の意識はよく伝わってきたし・・・実際ちょこっと泣けたのだが、レンタル時に期待したほどは泣けなかったかな。

 今はなき淀川長治さんがこのような批評を書いているが、なるほどこのような批評がぴったり来るかもしれない。

 ともあれ、なかなかいい映画ではあったよ♪

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コメント

That's a sensible answer to a challenging qutesion

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