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2008年03月29日

不思議な魅力を持つドラマ

 土曜日の夜は、プライベートライフにいそしめばいそしむほど、その心地よい疲れにつつまれながらも明日も休みなのだという解放感に触れられる一週間のうちでもっともやすらげる時である。

 そんな土曜日の深夜枠のドラマに、不思議な魅力を持ったドラマがある。

 ロス・タイム・ライフ

 うん、不思議だ。

 初めから見ていたわけではないのだけれど、なんかこの時間テレビをかけていると・・・引き込まれてしまう魅力があって・・・

 せつない・・・とてもせつない。結局は死に至るわけだから。

 人生のロスタイムなんて不謹慎な・・・そういう思いも一般的にはあるだろう。

 しかし・・・人生をかけたロスタイム・・・せつなさは名画に通じるファクターでもある。

 「あり」なストーリーロジックと思う。

 人の人生の縮図と思えば、人の人生は悲しくも切ないということ。それを見事に描ききっているドラマなんじゃないかな。

2008年02月21日

日本版交渉人ストーリーの展開やいかに

 テレビ朝日系列の木曜9時のドラマ「交渉人」を見ている。妻が好きで見ているので連られてみているような次第だが、それなりに面白い。

 ただ、交渉人というタイトルからは、まず思い浮かべられるのがアメリカ映画の「交渉人」(- goo 映画)であろう。非常に面白い映画であったし、交渉人ドラマの金字塔とも言えよう。

 まぁ、このドラマは、日本版交渉人ドラマとして本格派を目指して作られているような気がする。なんだか、雰囲気が映画の「交渉人」に似ている感もある。

 ただ、今日の話の展開から、なんだか、雰囲気だけでなくストーリーのプロットも映画の「交渉人」の換骨奪胎な気がしてきている。

 どうやら、警察の内部告発にからむストーリーの流れになってきているようなのだ。主人公の女交渉人の父が、内部告発をしようとして消されたというプロットが見え隠れする。

 映画の「交渉人」も警察内部の汚職の告発としての交渉人ストーリーであったが、周辺状況だけを変えて、そのプロットをなぞっているような感じに思えてきたわけで。

 警察内部の告発にからむストーリーとしての面白さとしては、やはりアメリカ映画の「L.A.コンフィデンシャル」に勝るものはないと思っているが、このドラマ「交渉人」は、映画「交渉人」と「L.A.コンフィデンシャル」の面白さ要素をいいとこどりで取り込んで作ったストーリーのようにも思えてきたのだが。

 まぁ、今後の展開にはやや興味があるが、まぁ、次回が最終回のようなので、まぁ、本格派を目指した日本版交渉人ストーリーの帰結としてどんな終わり方になるのかは注目したいところだ。

 

2008年02月20日

「わるい話」好きⅡ

 昨日「わるい話」が好きだということを語ったが、今日も語ろう。

 というのも、毎週水曜日私と妻が楽しみに見ているドラマ「相棒」で、今日の話が・・・そのタイトルもまさに「悪女の証明」だったわけですよ。

 わるいんですよねぇ。

 この悪女を演じるのが木村佳乃さん。本当にわるい感じですわ。

 前にも登場人物として出てきているのだけれども、わるかった。そう、限りなくグレーなんだけど検挙されないわるさ。

 こういうクレバーなわるさはなんかすごくすごみがある。

 ほえーと思いつつ、最近、わるい話づいているなぁとか思いつつ、今日のストーリーは面白かったわけで。

2008年02月19日

「わるい話」好き

映画「悪い奴ほどよく眠る」を見ていたりした今日。
言わずと知れた黒沢作品で有名なタイトルであるが、どんなものか一度見てみたかったのだが、これは本当にすごく迫力のある映画であった。
悪い奴が本当によく眠る救いのない展開であったのだが、ほえーと感嘆しながら見ていたら、妻が私は 「わるい話」好き だねと評してきた。
なるほど、以前民放で放映されていた「わるいやつら」なども、わるいねぇなどと感嘆しながら見ていたものだ。あれは松本清張原作ものであったが。
洋の東西をとわず悪を描くストーリーには深みがある気もする。
悪と善は表裏一体という言葉もあるが、悪を描くストーリーには人生の機微が凝縮されているようにも感じられて面白いのかもしれない。

2008年01月28日

朝ドラ「ちりとてちん」がマジ面白いぞ

 いやいや、最近のNHKの朝ドラ「ちりとてちん」は非常に面白い。

 先週の最後の回の締め方もよかった。「おまえがいないと箸が輝かないのだ」・・・といったことを言って主人公の父と母の夫婦げんかが終わるシーンなどは涙が出そうになった。

 実際、私は妻がいないとどうにもだめなんだという思いも強いわけで、改めてその大事さを思い返させてくれる。

 そして、今、何が面白いかというと・・・

 今日の一語り: 朝ドラに見る格差社会、でも、私はB子的なる人が好きで語ったように、A子という登場人物が、再登場しているところがなかなかよい。

 あまりにも主人公たるB子の幸せをかっさらっていってしまう設定が好きでなく、A子が好きでなかったのだが、どうやら、A子が女子大生ニュースキャスター等の仕事もうまくいかずにダメージを受けて故郷に帰ってきているシーンで、A子のコンプレックスを描き始めているのがいい。

 そう、絵に描いたような虚構のドラマはつまらない。

 人間、好きだ嫌いだ、怒り・悲しみ・・・いろいろあって何とか生きているもの。いくらフィクションの中だからって、絵に描いたような順調なキャラがいるとそれだけで好かん。

 というわけで、このドラマはなかなかにいいのだ。人生うまくいく時ばかりじゃないことに正面から向き合っている。うん。

2008年01月22日

最近のテレビはコンプレックスがあるから面白いぞ

 NHK朝の連続テレビ小説(通称朝ドラ)「ちりとてちん」をよく見ていることは以前書いたが、最近の話がまた、とみに面白くなってきた。

 五木ひろしを投入してくるところなど最高である。

 主人公のコンプレックスは非常に共感できるところで・・・単に明るいだけのバカっぽいドラマとは一線を画すのはそのへんだ。なかなかいいドラマだ。

 あと、昨日見た「あいのり」のカルボナーラ君も、そのコンプレックス(学歴コンプレックス)を引きずりながらもがんばって告白した姿に共感。

 そのコンプレックスをあらわにしたからこそ、カルボナーラ君の魅力が高まったと思うし共感度も上がったのだ。

 コンプレックスをうまく描くことからおもしろさが生まれると思う。

 コンプレックスのない人生なんて絵に描いた餅のようでどうにもうそくさいもの。

 ドラマのようなフィクションものであっても、真実というエッセンスを加えるにはコンプレックスが一番。あいのりのようなドキュメンタリーものには必須のものと言えまいか。

2007年12月28日

仕事納めの日、NHK朝ドラ"ちりとてちん"も仕舞いか

 世の流れの中では今日が仕事納めの方も多いと思うが、私も今日が仕事納めである。

 「一年間お疲れ様でした」と迎えてくれる妻がいることはなかなかにうれしいことである。そしてそれを言ってくれる妻の気持ちがうれしい。

 妻にもこの一年間支えてくれてありがとうと思うところだ。

 そんな妻と一緒に楽しみに見ている連続テレビ小説「ちりとてちん」も今日で年内最後のようだ。通常は土曜日もやるわけだから、金曜日の今日で仕舞いということはなかろうと思っていたのだが、ストーリーの展開上、今日で閉まっていたし、実際、次週予告が来年4日からとなっていたから・・・え?と思った次第。今日で仕舞いのようだ。

 要は、連続テレビ小説「ちりとてちん」も今日が仕事納めかぁと(^-^)

 それにしても、きちんと主人公たるB子が恋愛の上でもうまくいくような展開で、ほんわかできる仕舞い話、とてもよかった。うんうん。

2007年12月13日

ダメ夫婦全開

 NHK朝ドラ連続テレビ小説「ちりとてちん」を見ながら、最近は、「A子ウゼーッ!!」と連呼している私たち夫婦はつくづくダメ夫婦だと思うわけでございます。

 私たち夫婦、どちらもあまりうまくいった試しがございません。結婚式も一度は直前キャンセルに至ったり、思うに任せぬことばかり。

 そんな二人が出会ったわけですから・・・当然、太陽の恵みを全身に受けたがごとく、スポットライトはすべて自分にという順風満帆なA子にはどうも好感が持てませぬ。

 B子は、A子にコンプレックスを感じて、A子とは離れて、ジャンルの違う上方落語の世界に飛び込むも、あこがれの兄弟子をまたもA子がかっさらっていくわけであります。

 今日の一語り: 朝ドラに見る格差社会、でも、私はB子的なる人が好きで、妻はB子的であるし、私はB子的な者が好きなのだと熱弁をふるった思いは変わりないわけで。

 A子が兄弟子をかっさらう場面では、夫婦共々大ブーイングで、ドラマ視聴の途中で中座したくらいであります。

 そんなひがみ丸出しなのも、夫の私の稼ぎも多くはなくて、日々の食費節約のために弁当日参、そしてひがみっぽい・・・そんなダメ夫婦、これは私も妻も自認しているところ。

 でもね、ダメ夫婦にだっていいところがあるんですよ。少々の失敗では折れないわけでございます。そもそも失敗だらけなわけですから。

 思うに任せぬことばかりの世を渡る上でこれは大きな力になるに違いございません。

 なんて思いながら、私たち、「A子ウゼーッ」と連呼するのでございます。

 ダメ夫婦全開でございます。

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2007年11月01日

朝ドラに見る格差社会、でも、私はB子的なる人が好き

 連続テレビ小説「ちりとてちん」を妻がよく見ているらしい。

 まぁ、私は、仕事に行っている時間帯だからいわゆる朝ドラは通常見れないわけだが。

 以前の「どんど晴れ」は録画して夫婦共々楽しみで見ていたのだが、今回のは特に興味は出ていないのが私。

 しかし、妻がよくあらすじを聞かせてくれるわけだが・・・いわゆる、格差社会だなぁと感じさせられた。

 要は、主人公はちょっといけてない貧乏な家柄の女の子の設定。同姓同名の同級生がいて、そっちが金銭的にも、容姿的にも、家柄的にも格上で、いわゆる「もてる」存在なんだけど、そっちを「A子」を主人公を「B子」とあだ名される設定にしているのが、非常にドラスティックな描き方。

 まぁ、A子は小さいながらも工場の社長令嬢であり、母親もステキ母設定。主人公たるB子はどうも貧乏さが目立つ伝統工芸職人の娘。A子設定のキャストにはきれい目の女優を使い、B子設定の主人公には、演技力には定評あれど、グラドルというわけでは決してない子を使っている。

 今日の一語り: ドラマ「女帝」を見た~ひさびさにはまりそうなドラマ、そこに感じた格差社会への憤り~ で語ったように、以前見てはまっていたドラマ「女帝」も非常にえげつなく家柄的格差を見せつけて、視聴者の不快感をあおっていたが、この、ドラマの中のドラマで模範的たるべきN|HK朝ドラでも、かくもA子、B子と格差設定をしてきたかと驚きを感じた次第。

 連続テレビ小説「ちりとてちん」登場人物を見ても、なるhど、A子演じる佐藤めぐみさんは、いい感じであり、いかにもいかにもお嬢様である。そしてドラマの流れでも、主人公B子の幸せをどんどん吸い取っていくような、それも無邪気に奪い取っていくようなストーリー流れだそうだ。B子はそこに引け目を感じて大阪に出るも、そこでまた、A子に再会、自分が好きになった男性がA子に一目惚れみたいな設定だったりしてね。

 なんかこう格差をえぐく描いてくるところが、最近の、世知辛い世相を反映しているようで、なんか複雑な心境だ。

 まぁ、でも、私はA子的なる人は実はあまり好きではない。

 A子たる和田清美なる登場人物の説明を 連続テレビ小説「ちりとてちん」登場人物 から引用すると「性格も優しく誰にでも好かれるが、喜代美(主人公B子)が自分に劣等感を感じていることには気づかず、大親友だと思っている。」となっているが、やはり好きになれない。

 私は、個人的に「もてない男の心の語り(現 もてない男のその後の語り)」というページを長年書き続けてきている男だ。要はコンプレックスには非常に共感でき、そして、あまりに完璧すぎると、なんだかなぁという思いを持つたちだ。

 だから、A子的なる者は好きになれない。B子的なるものは非常に共感ができるし好ましいと思うのだ。

 私の妻はやっぱり、B子的なる感じなんだよね。じゃないと、私のコンプレックスを包容してくれるはずもなく、そして、私は妻のコンプレックスを包容できる。

 A子的なる者同士のカップルもあってもいい。お互いの優秀性を切磋琢磨しもっと高めていく。教科書的な夫婦像であろう。

 でも、私みたいな者から見ると、なんだかうさんくさささえ感じる。そんな教科書通りのことがあるんだろうか?世の中そんなにまっすぐじゃない、いろいろ挫折があったり、

 私と妻、大いなる挫折ばかりの人生のような気がするんだよね。一番初めの結婚式のキャンセルだって非常にドラスティックなことだが、大いなる挫折だった。妻の入院だってしかりである。しかし、そういう挫折を乗り越えてなんとかやってきているのはお互いB子的なる者同士、あんな時よりまだましだよねというコンプレックスの共有があってこそだったのではないか。

 まぁ、そんなわけで、私はB子に非常に共感しているわけだし、妻はB子的なる者だから私は好きになったんだろう。

 落ちとしてはね・・・妻はB子的なる者なんだが、私にとってだけはA子である、あくまで私にとってだけはね。

2007年10月14日

24鑑賞でお疲れ?

 今日は、昨日の飲みの影響か、昨日も夜更かしになってしまったので、ぐったりとして夕方までパジャマ。

 朝のゴミ出しだけ、なんとか収集車に間に合わせて、またぐったり。

 録り貯めておいた「24-シーズンⅤ」を妻と二人でずーっと見ていた。PM11時からAM6時最終回まで。

 要は、7時間分見たと言うことか・・・。

 このドラマ、面白いのかもしれないけど、疲れる。

 夕食にて、ホッピーをアルコール抜きの抜きッピーで妻と飲み交わしつつ、グラスをカチンと合わせ乾杯。「お疲れ♪」と。

 何にお疲れ?24鑑賞に??

 ま、そんな一日。

2007年10月06日

夫婦で海外ドラマ

 最近、かの大人気海外ドラマ「24」のシーズンⅤが連深夜放映されているので、なんか気分が浮かないこと多い最近、気晴らしに見ていたら、妻もはまったらしい。

 二人で、どきどきしながら見ている。

 そう、妻と私は、海外ドラマでもひとつ趣味が合っていたのもつきあい始めの頃の重要な接点だった気がする。

 ビバリーヒルズ高校・青春白書をお互い好きだったりしてね。

 この前までは妻が「CSI」シリーズとか「エイリアス」シリーズとかが昼間のテレ東で放映されていたのを好んでみていたので、私も見たりしていた。

 まぁ、海外ドラマと言っても、韓流ではなくて・・・アメリカ系のものが好きということになるわけだが・・・

 まぁ・・・夫婦で共通項があると倦怠期防止によいわけでね(^-^;

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2007年09月29日

いわゆる大団円的なるストーリーは必要であるが、それは虚構であることも分かっておこう

 今日の一語り: NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」は結構いいかな で語ったが、実はここ数ヶ月、NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」を見続けている。今日がその最終回。

 今日の一語り: NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」は結構いいかな で語ったとおり、本当に大団円的なる終わり方。みんなが幸せになっておしまいという感じでね。

 妻と一緒に見続けていたわけだけど、まぁ、二人とも感じたのが、どうもご都合主義的なハッピーエンドへ向けてのやや強引とも言える流れを作り上げていたなぁと感じたことは確か。

 まぁ、大団円とはかくあるべしと言えるドラマで・・・この厳しい世の中、こういうドラマがあってもいいなと思った次第。

 ほら、最近のドラマは、あまりいい終わり方をしないことが多い・・・シニカルな終わり方というかね・・・厳しい世相を反映してあまり大団円的なる終わり方であると、あまりに空々しすぎるからだろうか。しかし、今の若い人たちが、いわゆる大団円的な結末を知らな過ぎると、ハッピーな未来を思い浮かべることができないじゃない?だから、こういうドラマも必要。そんな風に思う。

 救いの少ないこの世に、虚構の世界だけもハッピーを。それは間違っていない。ただ、見る方も、それは虚構なのだときちんと分かっておく必要があるわけでね。そして、虚構は虚構として明日からの厳しい毎日を耐え抜いて行かねばならないわけだよね。

2007年09月14日

金曜日の疲れに呑んでドラマ「女帝」

 まぁ、いろいろあって気が張った週日の終わりの金曜日。呑みたくなって、ホッピーと赤玉スウィートワインをば呑む。

 気の張る疲れだと、呑みたくなってしまうわけだが・・・その解消のためのアルコールというのは、私自身としてはあまり好ましいものではないのである。基本的に、酒をストレス解消に使いたくないという意識からである。

 まぁ、金曜だし、ストレス解消もあるものの、お疲れ様ということで、自分へのご褒美の意義あいも含めて、いいかな?と妻に聞いたら、いいんじゃないとのことで、呑む。

 そうそう、私が調子を崩していたが、今度は妻が調子を崩していた体調も、どうやら妻も2日間かけて復活した様子で、ほっとしたためでもある。

 まぁ、黒ホッピーをジョッキ一杯、赤玉スウィートワインは、結構呑んでしまったかな、瓶半分程度くらい。

 ドラマ「女帝」の見ながらの金曜日の赤玉の一杯はなんか最近の定番の過ごし方になっている感じだが、今回の「女帝」は最終回、本当に盛り上げの効いた終わり方であった。連続してみてきて悔いなしというラストに、大満足のエンディング。やはり、ストーリーがいいと、ドラマもきっちり締まってくるねと、赤玉も進んでしまった次第。

 金曜日の疲れ呑み・・最近多いけど、ちょっとオヤジ化してきた兆候でもあろうか(^-^)

2007年07月28日

ドラマ「女帝」を見た~ひさびさにはまりそうなドラマ、そこに感じた格差社会への憤り~

 妻が今日の昼に放映されていたダイジェストを見て、興味を持ったので見たドラマが、「女帝」とのこと。一緒に見てみようと誘われ、ぼーっと見てみると・・・なかなかに面白いし、いっぱつではまってしまった。

 ホステスの成り上がりストーリーという、ある種定番のストーリーであるし、実際、10年ほど前の人気漫画が原作であり、その意味でも原作ストーリーがしっかりしているからか、なかなかに迫力があってすばらしい。面白いのだ。

 この物語は、公式サイトの説明によると、金と権力を振りかざす人間たちに人生を踏みにじられて、母親まで失った加藤ローサ演じる主人公が夜の世界で「女帝」にのし上がろうとするストーリーとのこと。

 今日の放映の回では、酒井彩名という方の演じる仇役の女性が、主人公の高校時代の同級生で、名家の生まれで主人公をいじめ抜いているのが迫力。パーティの場で客という身分を利用して、オレンジジュースをホステスである主人公から受け取ってそれをわざと自分にこぼした上で、それを「拭いてくださる?」「拭きなさいっ!!」と迫りさんざん恥をかかせた上で、主人公が「これは自分たちの本質的な差ではない、あなたがたまたま名家で生まれただけだから。あなたと肩を並べるところまで駆け上がってみせる」という旨を言った時に、「この格差社会の中で富める者はますます富み、貧しい者は貧しいままなのよ、そんなことができるはずもない、やれるものならやってみせなさい」という旨を言い放ってしまっていたところで、仇役もここまで憎々しければ見事と思うとともに、私がこのドラマにはまった瞬間。

 まぁ、貧乏人の私は、それを言っちゃぁおしまいよ・・と感じてしまった次第でね。憤りを感じるくらいにね。否が応でも主人公に肩入れしてしまうのであった。

 主人公には、ぜひぜひ、この仇役を見返して欲しいものだ。そして、ドラマでヒロインは最後は勝つんだよね、うん・・・その意味では最後には溜飲を下げられる瞬間が来るんだろうが、そこまで貧乏人いじめが続くんだろうなぁ・・・

 うん、金曜日の夜に見るドラマは決まったな。

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2007年06月14日

がんばりたい時に見るドラマ

 今週のドラマ「バンビ~ノ!」はなかなかよかったねぇ。

 水曜日に放映されるこのドラマ・・・私はすぐには見ないようにしているのだ。

 なんかね・・・ほら、このドラマって、すごく「努力」とか「夢」とかを追うことを鼓舞してくれるドラマなんだよね。だからね・・・ほら、やっぱり一番元気がなくなる木曜日あたりに見たいわけだよね。今日みたいにね。

 最近、寝不足というか・・・いろいろな疲れもたまってきているのか、木曜日は結構きついんだよね。

 そこで、このドラマを見るとね・・すごく鼓舞されるわけよね。

 この厳しい世の中・・・夢を見ることも努力もはかない、どうせ、スタートラインから決まっているんだろう?金持ちが得するんだろう?という意識も持たざるを得ない格差社会である。

 でもね・・・このドラマは一生懸命がんばること、それは決して無駄じゃないということを考えさせてくれる青春ドラマなんだよな。

 昔は、こんなドラマがごろごろしていた。というか、こういう勧善懲悪の単純さを持ったドラマしかなかったような気がするが・・・世の中が複雑に、そして厳しくなるにつれ、そんな単純なドラマが少なくなってきた。

 だから、ひさびさの新鮮さを感じる。

 このドラマの主人公。厨房希望なのに敢えてコンペに出ずにホールの接客の仕事に専心してみる道を選ぶ。いいじゃないの・・・うん。

 1年位をすっ飛ばすストーリー展開も斬新でよい。飽きないドラマだ。

 若い出演者、そうジャニーズ系の主人公だったりして、初めは偏見を持っていたかもしれないが、なかなかの名作と見たが・・・。

2007年06月02日

パスタ インスパーアード バイ ドラマ「バンビ~ノ!」

 私はドラマ「バンビ~ノ!」をはまってみていることはここでも語ってきたが、まぁ、昨日から今日にかけて見ていたんだよね。

 妻もわきでちょろっと見ていたりするわけだが・・・

 休日となると、ぐったりとテレビを眺めている私はなんかいっぱしのダメおやじ(^-^)

 今回は、パスタ対決が繰り広げられていた回であったし、なんだか面白いんだよね。いいドラマだと素直に感じられるものなんだ。

 そんな風に過ごしているうちにお昼時。

 妻が作ってくれたお昼は・・・

070602lunch.jpg 

 ドラマ「バンビ~ノ!」にインスパイアーされたという、パスタ。この上に載っている葉っぱ、バジルは我が家で妻がつつましく育てているちっちゃな植木鉢から取ったものらしい。

 なかなか、すばらしく美味しく感じられたのは、ドラマのパスタが美味しそうに見えたこととの相乗効果もあろうが、妻の料理の腕もかなりめきめき上達しているからに違いない。 うん。

2007年05月25日

厳しすぎる世の中だから、「おしん」的ドラマが流行るのか

 今朝は、録っておいたドラマ「バンビ~ノ!」を見てから、仕事へ。

 そもそも、仕事前の朝は憂鬱になることが多いことも事実。元気になれるドラマを見てでも行こうかという気持ちは

 まぁ、このドラマを見ながら、いやいや、僕の仕事はこんなに厳しくもないさ、がんばらねばと思えたりするから、結構好きだ。

 しかしね・・・最近、この手のドラマが多い気がする。「バンビ~ノ!」は名門イタリアンレストランを舞台に、主人公が非常にしごかれるドラマだ。

 私がよく見ているところで、NHKの朝ドラ「どんど晴れ」だって、非常に「おしん」的プロットであるということは一語り「NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」は結構いいかな」で語ったとおりだ。

 まぁ、ちょっと見ていたドラマ「生徒諸君!」にしても、主人公の女性教師が非常にいじめられるストーリーであることに変わりはない。

 また、前の前のNHK朝ドラ「純情きらり」にしても、あれほど主人公がこれでもかこれでもかと悲劇に落とし込まれるドラマはないのではないだろうかというくらい主人公いじめだった。

 そう、今あげた、最近のドラマの傾向として、主人公がいじめられるストーリーが多いのだ。そのオリジンはかの「おしん」にあるような気がしているから「おしん」的ストーリーと私はカテゴライズしている分野のドラマなのだが。

 そのようなドラマはどうして流行るか・・・それは、ドラマ上の主人公たちがいじめられているのを見て「それよりはましだ」「どの世界も厳しいんだ」とかある種のカタルシス、俗っぽく言えば憂さ晴らしができるから何だろうと思う。

 今の世の中・・・格差社会も進み、弱肉強食が進んできている厳しい世の中である。ごく少数の者は大きな成功を収めようが、落伍するとはい上がるのは容易なことではない。ほどほどということが許されないほどかけずり回されながらもそれでもようやっと生きていけるかどうかという感じさえする。たとえば、ホワイトカラーエグゼンプション法案などの普通の勤労者を絞り上げる法案が案として出てくることや、ホームレスやネットカフェ難民など、非正規雇用者の増加、フリーター・ニート問題にしてもその例になろう。落伍しないためには走り続けなければならない、そんな厳しすぎる世の中で、どうして、トレンディードラマのような衣食足りて楽しむ恋愛話なんかが楽しめるであろうか。どうしても、「おしん」的ストーリーにカタルシス・慰めを求めてしまうのではないだろうか。

 そんな厳しすぎる世相を反映しているのが、昨今の、「おしん」的ドラマの興隆に現れているんじゃないかな。そんな風に思えてならないわけで。

2007年05月21日

昨日放映のドラマ「冗談じゃない!」に元気をもらったわけで、日曜の夜にふさわしい一話

 昨日放映されていたドラマ「冗談じゃない!!」をごらんになった方はいるだろうか?

 おもしろさとしてはそれなりであったが・・・まぁ、織田裕二さん演じる主役の男を好きになってしまった飯島直子演じる片思いの上司ファミレス店長が・・・まぁ、フラれるわけだけどね・・・そのくだりがなかなかに面白い。まぁ、すったもんだあって主役の男の家の夕食にに招かれてしまって・・・すべてを知るわけだよね。主役の男の妻の母が自分を主役の男に告白してしまえと励ましてくれた大竹しのぶ演じる女性だということと、そして、その魂胆もね・・・まぁ、家族ぐるみの交際にしてしまえば、不倫には発展できないであろうと大竹しのぶ演じる母がもうけた夕食会であったことを・・・その魂胆を分からないと思ってフランス語で話していたら・・・実はその店長はフランス語がぺらぺらだったというオチ。そして、上野樹里演じるヒロインに「私にとって~さん(織田裕二演じる男)は理想です。~さんは私を振り向いてもくれません。なぜなら、あなた(上野樹里演じるヒロイン・妻)に一途だからです。私にとって理想の男性は妻に一途な男なのです」といった旨のことをフランス語で語る。当の織田裕二演じる男はフランス語は全く解さないからわけがわからないが周りの妻含めた女性たちはみな分かっているというシチュエーション。

 すばらしくいい女性だよね。こうやって、妻は夫の浮気疑惑を解消し安心できたわけだけれども、そのファミレス店長の女性はフラれたようなもので。

 まったく、飯島直子演じる女性ファミレス店長に惚れ込んでしまいましたよ(^-^)今からでもいいから、結婚し直しなさい!!と主役の男に言いたくなった次第。

 そのファミレス店長はなぜフランス語ができたかというと、ワインの勉強のためフランスに3年留学していたが、今の会社に入ってワイン担当の部署を希望していたものの、かなわず、今のファミレス店長になっているが、その仕事に誇りを持っているということを語ったわけだよね。そしたら、織田裕二演じる主役の男も、もともとは電気技術者だったわけだから、ファミレス店員というのは意に添わないものの極致であるにもかかわらず、がんばろうという思いになれたというくだりでエンディング。

 そして、円満にドラマは終わったわけだが。

 そう、別にいまいる境遇を嘆くばかりが能じゃない・・・今のところでがんばることだって必要じゃない・・・そんなさわやかな風を吹かせてくれる一話だった気がする。

 来るべきまた仕事だぁというブルーの入りがちな日曜の夜にはうってつけのドラマ展開だったような気がする。その意味ですばらしい一話だったんじゃないかな。

 まぁ、そんなわけで、この月曜日を乗り切れた気もする。

2007年05月17日

NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」は結構いいかな

 まぁ、初めはまったく期待していなかったんだよね。

 そもそも設定的に「おしん」的プロットということは予告からして分かっていたし、最初の数話を見てもそんな感じであったから。

 しかも、ヒロイン役が、ひさびさにオーディションで選ばれたはいいけど、沖縄出身のモデルだった比嘉愛未さんと来ては、なんだかできすぎというか・・・「おしん」的プロットであれば、なんかちょっとイモさとでも言うかなぁ、野暮さが残った女の子がやってこそかなぁとか思っていた中で、またまた沖縄出身の長身モデルと来ては非常に違和感があったからだ。最近は仲間 由紀恵さんを始め沖縄フィーバーの女優陣の中で・・・またかぁという感じもあった。

 そんなことから、さほど熱心に見ていなかったわけだが・・・最近になって、結構見ている。

 比嘉愛未さんはともあれ、要するに、ヒロインよりも脇を固める登場人物たちがなかなかに際だってしまっているから。

 「マルサの女」で名を馳せた宮本信子さんがいじわる役たる女将、ベテラン女優の草笛光子が大女将、また、男優陣も長門裕之、大杉漣、吹越満と一癖もふた癖もあるくせ者揃いとなれば、ヒロインを食ってしまうくらいの見応えの演技が見られるわけで。

 プロットはベタな気もするし、あまりに大団円志向に過ぎるきもしたりしないわけでもないけど、それなりに面白がって見るようになっている。

 なんといっても、主題歌が小田和正の「ダイジョウブ」なのがいい。なんかこの年になって小田和正が非常に好きになっているわけで。

2007年05月16日

TBS「日曜劇場『冗談じゃない!』は日曜ブルーを吹き飛ばしてくれるわけで

 TBS「日曜劇場『冗談じゃない!』を、なんかはまって見ている。

 初めは、妻が織田裕二好きである(すまぬ、妻、僕は織田裕二とはほど遠いが・・・まぁ、僕を選んだのは君だよ♪)ので、まぁ、見始めたのだが、最近は私の方がはまっているようだ。

 初めは大ヤジの連呼であったわけだが・・・そもそも40男が、20の学生と結婚ということ自体大ヤジだし、だからだめなんだよぉとかね。また、その母親が元カノなんてまたちょっとねぇとか、現実離れしていることにいちいち突っ込んでいたのだが・・・まぁ、それもありかぁと、ドラマをドラマとして、そう、ナンセンスドラマとして見ればそれなりに見れる。まぁ、相変わらずイラッとさせられているわけだけどね。

 先日、山梨の友人宅に夫婦でお泊まりさせていただいた時に、21時からはこれを見たいのだと伝えつつ、見させてもらっていたくらいだから、はまっているといえばそうなんだろう。

 まぁ、上野樹里さん演じるヒロインよりも、ましてや、元カノである大竹しのぶさん演じる母親よりも、全然、飯島直子さん演じる主人公の上司であるハイミスのファミレス店長に惚れ込んでしまったのが前回の放送にて。「だから~ヒロインと別れて店長と結婚すべきなんだよぉ」と叫んでしまっていたのは私だけだろうか(^-^)

 金妻シリーズ主題歌の「恋に落ちて」を熱唱する飯島直子さん演じる店長をみるにつけ・・・やっぱええよなぁと思ってしまうのは、「もてない男」として長らく過ごしてきて、実際に、「もてない男の心の語り(現・もてない男のその後の語り)」を語ってきた私にとって、そのフラれる気持ちに共感できるからだろうか。

 まぁ、そんなわけで・・・TBS「日曜劇場『冗談じゃない!』は結構おもしろがってしまっているのかもしれないし、少なくとも明日から仕事かぁという日曜日の夜のブルーをある程度吹き飛ばしてくれるわけで。

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2007年05月05日

ドラマ「バンビ~ノ!」を見て、料理を作ってみた

 3月までの前クールでは、ドラマをたくさん見ていた。なにぶん、所帯を持ってお金に余裕を持ちまくるというわけにもいかない生活では、テレビドラマというのは貴重な娯楽になってくるものである。

 しかしながら、私は生来からのドラマ好き・・・それは元から豊かな消費生活を楽しむほど裕福な環境に育ったわけではないということの裏返しであることも否定できないという寂しい一面もあったりするわけだが・・・そこまで各種ドラマに精通してくると、どうもストーリーの流れ・プロットに換骨奪胎の真似が感じられたりすると非常に批判的になってしまう部分がある。要は、貧乏人の貴重な時間であるドラマ視聴時間をせめても楽しませてくれという切なる願いがあるわけで、厳しい目を持ってしまっている部分がある。

 そんな中で、今クールでは、毎週水曜のPM10:00~「バンビ~ノ!」を見始めている。

 名門イタリア料理店での一人の若者がしごかれて成長していく物語という、いわゆる王道的な定番ストーリーのようだ。私は、いわゆる「おしん」的ストーリーと類型化している種類のストーリーであると思われる。まぁ、主人公がしごかれたり、いじめられたりして、それを応援することに時が関与していったり、また、まだしも自分はましだという思いを持つ(カタルシス作用とでも言えようか)ことによって人気が上がっていくというストーリー形態。

 そんな意味で、前クールではまって見ていた「花より男子2」の「嵐」の松本潤がその主人公を演じていることから興味を持って見始めたのだが、なかなかに面白いため、見てしまっているのだ。ヘルプとして一ヶ月程度だけのアルバイトとして入ってきた大学生のバイトを殴り合うまでしごいて、いじめてしまうのかなぁという疑問はあったが、まぁ、徒弟制度の色がまだまだ色濃い部分もあろうから、そんなこともあろうかとは思いつつ。

 もとが、今も、青年コミック誌での大人気漫画ということもあり、ストーリー的に間違いなく面白い部分はある。

 今週のを録画しているのを昨日見てみていたが、ちょっと料理をしてみたくなってしまった。 ドラマ中で無駄のない動きで作っている厨房の動きを見ていたら、私も少しくは料理を作る人間としてモチベーションを触発されたわけで。

 ということで、昨日のランチは私が作ってみた。 妻もやってほしそうであったし(^-^)

070505lunch.jpgチャーハンと、仔羊のラム肉が安く手に入ったのでそれで野菜炒め的に。あとは、みそ汁が、まぐろの血合いの部分が安く手に入ったので投入。まぐろの血合いの部分はコレステロールを下げる意味があるらしいといつかテレビで見たし、結構美味しくていい出汁もとれるからね。

 そんな感じで。

2007年03月30日

ああいうオフィスだったらええなぁ、人間関係の有象無象もある程度回避できるんちゃうんか?

 なんだか、最近、NHKの23時ドラマでやっている「グッジョブ」
 昨日、一眠りした後に、眠れなくなって昨日の回だけ見てしまった。
 これはなかなか面白い。
 まぁ、そこで繰り広げられる人間関係のドラマなわけだが・・・それはそれで面白いわけだし、それがこのドラマの肝なの自明だ。要するに、人間関係での好き嫌い、仕事へのスタンスの違いによる軋轢 、そんな有象無象を描いているドラマ。それで勤め人(特にOL)の気をひこうとしてるのがよく分かるドラマに感じる。
 ただね、僕はね、そんな人間ドラマよりも・・・なんだか、こんなオフィスならえぇなぁと切に思ってしまった。低いけれどもパーテーションで区切られたデスク、しかも、行儀よく並んでいるわけではなく、創造性あふれるというか、かっこよく斜めになっていたりなんだり。これだったら、いやな人だって目を合わせずにすむし、ドラマで描かれている人間関係の有象無象なんて乗り越えられるんじゃないか、実際そんなパーテーションがあったら、僕もよほど仕事がしやすい。理想は、外国ドラマに出てくるような、かっちりとしたパーテーションに囲まれたデスクだが、まぁ、そんなのは夢のまた夢。外資系企業にでも入らない限り、日本的組織に属する限りそうだろう。
 しかも、このドラマの主人公たる中堅建設会社の一般職OLは夕日の出る頃には帰れているし・・・そんなに残業していないんだね。こんな一般職OLって本当にいるのかなぁ・・・この不況の世の中と思ってしまって、それはそれであったらええよね。

 まぁ、コミック原作のドラマのようだからそんな感じにもなるんだろうけどね、コミックというのは夢を描くもの。これもそんな感じだろうね。

 だからこそ、カタルシスになるといえばそうなんだろうが、どうも空々しさを感じてしまうのも事実だ。

2007年03月19日

貧乏であってもなんであっても、生きているのが大事なんだ ~ドラマ「華麗なる一族」の最終回に思う~

 最近貧乏論を語ることが多いが、意外に性に合っているのかもしれない。語っていて気持ちいいというのは性に合っている証拠だろう。

 以前はかなり「もてない」論に凝っていたし、今は「貧乏」論かぁ・・・まったくなんだかネガティブイメージに吸い付く習性があるのかなぁ。

 ところで、昨日、ドラマ「華麗なる一族」の最終回を見た。迫力あるドラマだけに、最終回もさぞ・・・そんな風に思ったものだが・・・ちょっと期待はずれ。

 主人公の鉄平が、自死に至ってしまったのだが・・・死ぬ必要があったのだろうか。親であっても、華麗なる閨閥であっても、金であっても、すべてをかなぐり捨てて「生きる」選択肢があったんじゃないか?そんな思いばかりが先に立ったし、死に至る必然性がドラマの中のロジックでは理解しきれず。だから、期待はずれ。

 原作だとどうなんだろう。実は上巻は妻の親類の家にあったので借りてきているので、読んでみたりしているので、そちらのロジックで満足行ければいいのだが・・・山崎豊子さん原作だが、その昔、「白い巨塔」シリーズにはまって、読み込んだ時くらいのはまりこみ方になるかどうか・・・ドラマで見る限り、ちょっと説明不足な気もするし、「白い巨塔」ほどの説得力はない気もして。

 要は、主人公は、金もなくなって、格好良くそれこそ華麗に「死ぬ」方向を選んだように見えたのだが・・・それって格好良くないと思うんだ。

 貧乏になったって、親との縁が切れたっていい・・・格好悪くったって、生きる方がすばらしいんだと思う。華麗なる閨閥に生まれたからって、どうなのかな・・・あの終わり方は・・・そんな疑問が大きくあって。

 僕だって、今は貧乏だけどね・・・なんとか生きている・・・それでいいと思っている。

 「何で死ぬかなぁ・・」とつぶやきまくってしまっていたし、これには妻も共感してくれていた。

 そう、貧乏生活共同体の私たちには、なんだか、その華麗なるストーリーには共感し得なかったわけだ。

 2006/11/13一語り「結婚式挙げてきました(入場BGM)」で語ったように、「約束します。君を残して、僕は死にません。」というBGMにこだわるほど、生への執着を持ってつながった僕たち。妻の入院から始まった結婚生活を乗り越えて、だからこそ貧乏になっている僕たち。あんな風に華麗に散るストーリーは決して容認しがたかったのだ。

 なんであっても、生きているってすばらしいと思うんだ。髪振り乱して、必死になって、格好悪くったって、なんとか生きているのってすばらしいんだから。

2007年03月07日

ドラマ「相棒~殺人シネマ~」

 毎週楽しみに見ているドラマ「相棒」・・・今回の「殺人シネマ」・・・動機付けはなんか不合理。雰囲気で押しすぎと初めは思いつつ、中盤はだれたりもしたが・・・

 最後の締めはなかなかのもの。殺人の動機としてはどうにも不可解ではあるし雰囲気で押しすぎというきらいは残るものの、そういう独特な雰囲気もここまで極めれば悪くないという感じである。

 もちろん、最高のできばえとは言い難いが、なかなかにいい感じのラストであることも事実であった。見て損はなかったかなという感じ。

2007年03月01日

ドラマ「相棒~殺人の資格~」・・・これはなかなかに雰囲気が出ていたぞ

 毎週楽しみに見ているドラマ「相棒」。昨日の「殺人の資格」は、いかにも「相棒」らしい感じのストーリー建てでとてもよかった。

 「相棒」は黒白はっきりしての終わり方ではなく、曖昧模糊とした、余韻の残る終わり方の場合にそれらしさが非常に出る。

 今回はそういうストーリー。難しい問題をはらんでいたわけで・・・それをそのまま問題として視聴者にぶつけて終わる終わり方。

 とてもよかった。

2007年02月26日

華麗なる一族って最近はなかなか存在し得ないのではないか?

 経営再建中の三洋電機に粉飾決算疑いまで出ている。

 実は我が家は、三洋電機好きである。私が独り暮らし時代から使っている洗濯機は電気屋さんで大いに薦められて買った三洋のものだし、妻がどうしてもこれがいいと、非常にシンプルで自動製氷器だの小分け収納だのの付加機能の全くない純スタンダードな冷蔵庫は、ちょうど今の新居に入った後に買ったものだが、これも三洋のものである(2006/1/30一語り「冷蔵庫を買う」参照) そして、私が、2000年前後であろうか、その頃に満を持して買ったB5ノートパソコンも三洋が出していたWinkyというものであった。三洋がパソコンを出していたと言うこと自体に驚きを持つ方もいようが、当時としてはかなりコスト安で割に性能が良いパソコンを出していたのである。出してまもなく、なくなってしまったのだが・・・。

 そんなわけで、三洋電機は結構好きなブランドだったのに、残念である。白物家電ではSANYOと言えば信頼を置いていたし、今だって結構信頼しているのだが。がんばってほしいものである。

 昨日、TBS日曜劇場「華麗なる一族」を初めて見た。なるほど、話題になるだけに結構面白い。ついつい引き込まれて視てしまった。

 山崎豊子さん原作とのこと。なるほど、こういう伝統的セレブリティの世界を描かせると超一流だなと感じる。同作者原作の有名なものとして「白い巨塔」もあるが、これもいい感じに伝統的セレブリティたる大学教授の世界を描き込んでいるがドラマ化もされたが、非常に迫力がある。

 しかしながら、こういう伝統的セレブリティたる・・・まぁ、華麗なる一族っていうのも、今ではあまり存在し得ないんではないかな。

 だって、前述の、三洋電機にしても2005年・・・最近であるが、長らく続けてきた同族経営をやめて、外部から野中ともよさんを会長としてきているわけで。また、かの不二家にしても今回の 期限切れ原材料使用問題から創業者一族以外から初めて社長を出している。

 古き、良きかどうかはわからないが、古き伝統なんだろうね・・・華麗なる一族って。そして古いだけに、今では存在し得ない部分も大きかろう。存在しようとすると無理が出るというか。正直、華麗なる一族のような、創業者一族の中での思惑、人間関係、どろどろ・・・要するにそんなわけのわからないしがらみで大企業が振り回されているようでは、国際競争力はとうてい持ち得ないのが現状だろうし、国際競争力を持てなければ生き残っていけないのが現状だろうから。

 また、そういう経済原理に説明を求めなくても、伝統的セレブリティのもう一つの例である大学教授を視ても、実際、今現在の国立大の教授が、白い巨塔に描かれる教授、大阪大学医学部の話と言われているが、それほどの権勢・名誉を誇るかどうかと考えれば・・・多分、今はそれもないだろうしね。

 いい学校を出て大企業に勤めれば、生涯安泰・・・そんな安心感がなくなったのが今なんだろうな。なんだか、団塊Jrである私にはよく分かる気がする。団塊Jr、特に私が属する30~35歳くらいは悲惨世代と呼ばれているくらい、就職は厳しく、それでいて安定感のない世代からみるとよく分かる。

 まぁ、伝統的セレブリティを描くストーリーは面白いけど、古い話なんだろうな・と思うよ。うん。

2007年02月23日

ドラマ3本まとめ見~ハケン・わるい・男子~

 今日は非常に疲れが残る一週間終わりの金曜日。ぐたっというわけで・・・どうにも気力が出なかったので、ご飯を食べて、テレビでも眺めるくらいしか余力無し。

 ということで、ドラマ3本を視る。

 まずは、録っておいた「ハケンの品格」・・・あんまり面白くないね。それなりに人生語っているんだがすごみが足りない。派遣と正社員という身分格差における非合理性・ナンセンスさを指弾したいならもうちょっと「すごみ」をもたせなければならない。すごみをもたせたいんだろうなという意図は分かるが、ストーリー的にも、役者陣的にも役不足としか感じられず。

 次に見たのが21時からの「わるいやつら」・・・これは逆にすごみがあり過ぎ。こわいくらい。でも、「ハケンの品格」で味わえなかったすごみが十二分に感じられて、すっとする・・・けれども、すっとしすぎて冷える。っていうか・・・米倉涼子・・・生きていたのね・・・やっぱり・・と思ったけどね。まぁ、あのまま死んでしまっていてはドラマ的に??という部分もあったが、そのばらし方がすごい。思わずびっくりである。さすが、松本清張である。

 その口直しで「花より男子2」・・・これはめっぽう明るいドラマなので、助かる。だって、「わるいやつら」がこわすぎるんだもの・・・その冷えたまんまじゃ寝られないよというわけで、こういうコミカルなドラマは助かる気分である。なんか今日のストーリーはよかった。だらだらとくっつくのくっつかないの言うの言わないの引っ張らずに、意外性のある結末。あとは、男がどう母親に毅然と対抗していけるか。母親とのからみで再度だらだら引っ張るようだったらくだらんと思ってしまうことになろうが・・・今日の展開はなかなか感動的であった。もっと引っ張れないわけでもないが、女恋敵をかっこよく身を引かせたのはさすが。このストーリーはあなどれないと見た。妻に言わせれば、少女マンガだから女の子はかっこよく描くのよとのこと。なるほど。

 まぁ、そんなわけでドラマ三本立てで見て、ぐったり金曜日、気分も落ち込んでいたところであったが、ちょっと気が晴れて眠りにつこうというところ。ふぅ。 

2007年02月21日

本当に迷惑なんですけど・・・

 今日は水曜日・・・そうあの日なのだ。最近はある意味この日を中心に一週間が回っていると言ってもよい。

 そう、妻も風呂を掃除し、食後すぐに入れるようにスイッチまで入れてしまっていてから・・・私がおもむろに新聞を開いたら気づいたんだ。

 「今日は相棒がない!!」

 そう、ドラマ「相棒」がなかったのだ・・・まったく・・・

 妻に新聞の番組欄を見せたら「だめよー」と絶句していた。

 水曜日・・・週も半ばにさしかかり疲れが溜まってきているところで「仕事行きたくないなぁ」とぼやいていると「ほら、今日は相棒の日なんだから」と妻が励まして送り出してくれる。そんな風に相棒は我々の生活の相棒でもあったんだから。

 本当に迷惑なんだよなぁ・・・どうして銭金ビンボーさんの番組が2時間特番なんだよぉと思った次第(^-^)

 来週を楽しみにしていくか・・・ふぅ。

2007年02月16日

疲れた金曜日はドラマ二本立てで

 今日は金曜日。やはり一週間それなりにがんばったせいか、疲れが溜まるというか・・・そんな風に疲れが累積すると、気分も落ち込み気味にもなることもあるのが金曜日だ。今日はそんな感じだったわけだ。

 まぁ、そんな中で、夜帰宅。仕事帰りに所用を済ませていたので、帰ってきてご飯を食べたら、すでに21時過ぎ。

 そう、なんか落ち込み気味の時に「わるいやつら」を見るのもなぁと思いながら帰ってきたが、やっぱり見てしまう。毎回毎回「わるいなぁ・・・」とその「わるさ」に感心さえ抱きながら見てしまう迫力のあるドラマだが・・・今回も「わるかった」・・・本気で「わるい」。さすが松本清張原作だけに半端ないところはすごいなと思う。しかしね・・・主役かなと思っていた米倉涼子演じる女性が殺されてしまうという展開にはさすがに唖然。じゃぁ誰が主役なのよ?と次回の展開を思わず心待ちにしてしまう。

 22時からは「花より男子2」。初めはくだらないかなと思いながら見始めながらも、引き込まれて見ている。妻と一緒に。見ながら、自分たちの出会いはこうだったよねぇとか回想するのも面白いと言えば面白いわけで。現代版ロミオとジュリエットだよねと妻と話しつつ、それにしても、彼らはロミオとジュリエットのようには追い込まれずにしたたかに家のしきたりや旧慣などさまざまな有象無象と戦っていくにしたたかさ・強さを感じつつ・・・なんだか、僕らもいろいろあったけど、こういうことはなかったよねなんて(平民同士の結婚だったので)回想してみたりしていた。

 まぁ、なんだかんだで一週間はなんとかやり過ごした金曜日に・・このように面白いドラマがあるっていうのは救いだ。

2007年02月09日

だ、だんご!?

 先日、街を歩いていて、みずほ銀行の側を通りかかって思ったこと。

 「だ、だんご!?」

 お団子は好きだけど、別に米粉を固めたお菓子の話ではない。

 私は最近、ドラマ「花より男子2」を楽しみに見ていたりするわけだが・・・というか、この読み方が「はなよりだんご」であるということ・・・少女マンガ時代から、この韻の踏み方に座布団3枚的な感動を覚えていて、そのタイトルだけは知っていたのだが・・・まぁ、それなりにはまって見ている。今日も見たのだが。

 その主人公の、女の子を演じる女優さん・・・井上真央さんが、まぁ、みずほ銀行のイメージキャラクターの一人として銀行の前に写真が出ていて思わず思ってしまったのが・・・「だ、だんご!?」である。

 でも、この主人公・・・役名は「つくし」だけれども・・・そういえば、このドラマを見ながら妻も「これ、だんご?」とその女の子を指しながら言っていたので、まぁ、主人公が「だんご」と思ってしまっている人もまぁ、少しくらいはいるんじゃないかな。

 ともあれ、井上真央さん・・・初めは・・・なんじゃ?この嬢ちゃんは、普通のお嬢ちゃんじゃないかと思ってみていたが・・・見ていくうちにかなり魅力的な女の子なのではないかなと思っている次第。それで、みずほ銀行のキャラクターの一人に抜擢されているとはなかなかじゃないかと思ってみた次第。

 金曜日の夜のドラマ・・・9時台は、「わるいやつら」というかなり暗い人間の暗部をえぐり出すドラマを見ているだけに、その後が明るく、あっけらかんとしている「だんご」でちょっとホットできて中和できているんだが。

2007年02月07日

ドラマ「相棒~イエスタデイ~」・・これはまぁあまぁか

 いつも水曜日はドラマ「相棒」を楽しみに帰ってくるし、水曜日あたりは週の真ん中で仕事もいろいろストレスも鬱積してきて、相棒ですかっとできることを求めているし、要は相棒というドラマの視聴によるカタルシスを求めているわけだ。だから、疲れが溜まっている時に、相棒がくだらなかったりすると・・・かなり頭に来たりするわけだ。

 今日のは・・・見始めはね・・・なんだか駄作な雰囲気を醸し出していて・・・なんだか、いきなり記憶喪失とかありえなさそうなフィクションに話を振っているしなぁとか思っていたら・・・だんだん最後に向けて面白くなってきて、結末は結末でそれなりに楽しかった。
 要はラブロマンスだったのね♪とほほえましく思えたりもして。
 まぁまぁと言ったところか・・・。

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2007年01月31日

ドラマ「相棒~裏切者~」・・・これはひさびさのヒットだぞ

 毎週、水曜日にはドラマ「相棒」の話を語っている気がする。ここ最近は特にだ。

 それくらい私と妻にとって面白いドラマだし、そもそも水曜日は「相棒」のためにスケジュールを組んでいると言っても過言ではない。

 職場からはなるべく早く帰る。帰ってきたら、すぐご飯が用意されている。ご飯を食べたら、「相棒」が始まる前に風呂に入ってしまおうということで20時台には風呂。それから、「相棒」を夫婦揃って見るのである。ほかのことはなるべく考えないで済むように。

 それだけ期待を持って見るに、前2週はあまり・・・だったんだよね。それは ドラマ「相棒~貢ぐ女~」・・・これも微妙だぞ 、 ドラマ「相棒~Wの悲喜劇~」・・・微妙だぞ に語ったとおりだ。

 でも、今日はそれをひっくり返すくらい非常に相棒らしさあふれるヒットな作品だったんだ。

 警察の内部を描かせると、なんか、すばらしく相棒らしいというか・・・そもそも、相棒の二人が属する特命係自体が、警察の内部事情でできあがった陸の孤島という設定だから・・・そのへんはこのドラマのお家芸という部分があるだろう。

 そして、岸部一徳演じる官房長が出てくると・・・だいたい名作の予感という感じではあるが、今回もそういう感じで。

 なんかすっきりしない結末だが、それが相棒が相棒たるゆえんというか・・・とにかく相棒らしさ120%でよかったよ、今回の話は。ただ・・・このストーリー上の被害者で殺されてしまった人は冗談じゃないなと思う。ちょっとなぁとも思った。

 正直、これが現実にあったらこわいな・・・それくらいのおどろおどろしさが出ているのが現実味があってこわいのが名作の理由だ。

 久々のヒットだ。

2007年01月27日

ドラマ「花より男子2」を見て思う・・・何かを捨てなきゃ結婚なんてできるわけないじゃないか

 ドラマ「花より男子2」を無性にいらつきながら毎週見ている。

 まぁ、見なきゃいいんだろうが、それなりに面白いからね。疲れ切っている金曜日の夜の楽しみとしては悪くない。

 でもさ、男の主人公さ・・・分かっていないよなぁと思うし、そもそも欲張りが過ぎるなぁと。

 結婚ってさ・・・楽なもんじゃないわけだ。全く別個の二人が一緒になろうという時に、何かを捨てなきゃできるはずないじゃないか。

 要するに、この男の主人公が、お金から、つまりは、財閥の主たる親と決別をしなければ女主人公と一緒になれるはずがない。

 その決別を決然とできるかどうか・・・お金と親を捨てることができるかどうか・・・問題は単純にその一点なんだよね。

 何かを捨てなきゃ結婚できない・・・これは私の実感だ。私もそうだった。決別したものはある。捨てたものだってある。

 でも、それらを捨てても一緒になりたかった・・・それは事実だ。

 甘ったれんな。そんな思いでぐだぐだとくだを巻いているストーリーを眺めているわけだが。

 まぁ、財閥の御曹司の悩みはお金のスケールが大きいだけに悩みも深いのかもしれないが、捨てる痛みはお金の多寡でない場合もあろう。プライスレスなものを捨てなきゃいけない場合だってある。

 それを捨てても一緒になりたい相手かどうか・・・そこが問題だ。

 このドラマの主人公たちは・・・そろそろ捨てても生きていけるんじゃないかな・・・そんな風に思うから、はよー決断せーよとしか思いようがないんだが。

2007年01月25日

ドラマ「ハケンの品格」に思う、「やめたい」意識と結婚

 ドラマ「ハケンの品格」を見ている。妻がなんか面白いということで見始めて、今では録画して。

 まぁ・・・面白いというのか・・・。だんだん、先が読めてしまう安易な展開に見ていてダレダレな気分さえ感じるものの、それなりに面白いので見ている。

 まぁ、私もいろいろなことに挑戦したいたちなので、派遣というのも、難しい人間関係に縛られずに、短い期間で多種の職業を体験し、スキルアップをできるのであれば、なかなかにいいのかしらなどとは思うものの、現実にはこのドラマの主人公のように、ユンボを運転できたり、フラメンコが踊れたり、果てはマグロの解体ショーまでできてしまうとは思わないのだが。そこまでの専門性というのは一朝一夕につくものではないのは自明だ。

 まぁ、マンガみたいなドラマだねといったところ。

 しかし、正直、社会人として働く者・・・すべからく・・・もう「やめたい」と思うことはあるだろう。

 そして、ライフステージにおいて結婚ということを考える時に「やめたい」とは言えなくなる、ひとりの相方に責任を持つためにやめられなくなるということを覚悟する必要があるわけで・・・それは結構悩むよね。僕も悩んだ。

 その悩みを妻に吐露した時、結婚前であったが、妻は、「ひとはやめたいやめたいと言いながら働き続けていくものよ、大丈夫」と言ってくれた。

 それは僕が結婚を決意する大きな要因の一つであったのだ。

 やめたくったって多分私の性格上やめられない・・それを見抜いて当意即妙の答えをしてくれた妻に、この人ならやっていけるだろうと。やめないでやっていけると(^-^)

 しかしね・・・この「ハケンの品格」を見ていると・・・派遣社員・・・言ってみれば、「やめる」ことがタブー視されていない、その職場を「やめる」ことは派遣期間終了ということで予定されているという前提でその派遣社員をポジティブに描いているのが、なかなかに興味深い。

 そのような就労スタイルが一般化すれば、僕の前述の逡巡は意味を失うからだ。

 このドラマはそのような深い問いかけをある程度しつつも、なんかコメディーチックだったりして・・・どうもちぐはぐな感はあるなぁとは思う。ちょっと惜しい。

2007年01月24日

ドラマ「相棒~貢ぐ女~」・・・これも微妙だぞ

 相棒は面白いわけだが。先週のに比べれば(先週の一語り「ドラマ「相棒~Wの悲喜劇~」・・・微妙だぞ」参照)、今回のは面白かったとも言える。

 なんか、生活安全課や捜査一課の刑事と連携が取れてきているのが、ハートウォーミングでよい。

 しかし、ストーリーはちょっと・・・という感じ。ありえないというかね。ちょっとそこまで貢ぐ女性は信じられない・・・その現実味のなさに、現実味が売りの相棒らしからぬ面がありマイナスポイントと思われる。

 しかして、最後のシーンで、「貢ぐ女」の心境が分かるという女性陣の攻勢にたじろぐ相棒二人の姿が一番和めて楽しかったわけだから、その現実味のなさが最後のシーンには生きてきていたのだね。

 まぁまぁといったところか。

 ただ、このドラマにはもっと深いものを求めて入るんだが。

2007年01月19日

今日は眠いがドラマは見た

 眠たいですな。やはり、週終わりとなると・・・

 でも、最近ドラマがなかなかに面白いものが多い。

 「わるいやつら」・・・今日が最初のようだが、かなり悪いですなぁ。まぁ、引き込まれて見てみたが・・・うん。

 「花より男子2」・・・このヒエラルキー感がたまらなく不快。ヒエラルキーはあるものなのだろうが・・・うーん、現代版ロミオとジュリエットを狙っているにしてもなんだかなぁ。不快な割に気になって見てしまうものではある。

 という感じで、さて、寝ようという感じ(^-^)

2007年01月17日

ドラマ「相棒~Wの悲喜劇~」・・・微妙だぞ

 相棒は面白いのだが・・・  今日のは・・・なんだか・・・つまらないわけでもないが・・・  そもそもエラリークイーンのX,Y,Zの悲劇をもじったタイトルからしてやや・・・パロディー調。  中身もパロディー調。  もうちょっと歯ごたえが欲しかった。先週が面白かっただけに。  今日はちょっとマッコリ飲んで酔いつつ。

2007年01月01日

「相棒」元日スペシャル

なかなか素晴らしかったぞ。
結婚前からの妻との共通の趣味。
2時間半も鎮座まして見て外れだったら悲しさ通り越して怒りを覚えるところだったが、決してそんなことはなかった。

相棒らしい雰囲気が満載。

よかったぁ。

2006年11月30日

暗さがあるドラマはなかなかよい

 私はNHK制作のドラマが大好きなのだが・・・それはなぜかというと、重いテーマを逃げずにがっぷりよつに構えて表現しようとしている場合が多いことに起因する。

 そういう重いテーマだと・・・「暗い」ということになりがちだ。

 民放だと・・・視聴率を取らねば営利に関わるということだろうか、やはり、そういう「暗い」ドラマははやらないようだ。むやみに明るいドラマが多くなりがちだ。そういうのも見ていて楽しいと言えば楽しいが、何も残らない感が強い。そのドラマを見て何かを考えるということがないからだろう。

 妻が好きなので、今日はドラマ「Dr.コトー診療所」を一緒に見ていた。

 きっちり見たのは今日は初めてと言っても良いのだが・・なるほど、これはきちんと「暗さ」を受け止めた、いいドラマだ。

 末期ガン患者が治ったという明るい話題だが、そこで主人公は・・・末期とは、誰が決めるのか?と悩む。

 主人公を演じるのは吉岡秀隆。寅さんファンでは、満男役で有名だ。満男の時も、そりゃ幼少時は無邪気な少年を演じていたが、青年期の満男はなんか悩んでいた。まぁ、その後の彼の出世作である「北の国から」シリーズでも・・・いつも影のある、暗さを受け止める俳優で居続けている・・・。なかなかの名優なのかもしれないなと感じている。少なくとも、コトー役としては非常にすばらしいキャスティングと言える。

 いいドラマだね。

2006年11月03日

昼ドラ「みこん六姉妹」は面白い

昼ドラ「みこん六姉妹」はなんか面白い。

妻が熱中して見ているのに引き込まれて見ていたりするのだが・・・。今日は祝日で、私は家にいたが、テレビ番組は平日モードで進むわけで、今日はリアルタイムに見られた。

まぁ、平和なドラマということで、いいのかもしれない。前のシーズンまでにはまっていた昼ドラ「美しい罠」のように悪質感が全くないのがほっとできるファミリードラマ。のどかすぎて、なんだかなぁという反感は抱かないでもないが。

2006年10月21日

ドラマ「命の奇跡」を見た

 CBCテレビ開局50周年記念スペシャルドラマ「命の奇跡」を見た。

 平成18年度文化庁芸術祭参加作品。文化庁芸術祭参加作品は、非常に見応えがある真面目なドラマが多いので好んでみるのだが、これは10/15に放映されていたものを録画しておいたもの。

 泣いた。本当にひさびさに泣いた。

 それだけいい話であるし・・・これが実話に基づくというのがすごく響いた。

 生きるって大変なんだけど、がんばっていこうと思わせて頂いた。

 何か原作本があるのかな・・・と調べたけれども、それはない感じだったが・・・あったら是非読みたいと思ったくらいであった。

2006年10月11日

相棒~シーズン5 始まる

 私たち夫婦の共通の趣味と言えば・・・この前、「水曜どうでしょう」がそうなったんだという話は語ったが・・・元々は、テレビ朝日系の刑事系サスペンスドラマ「相棒」だったのだ。

 二人でつきあっていた頃から、今日の相棒はよかったよねとかそんな話をしていたり・・・

 その相棒が今日、シーズン5として始まった。

 初回は2時間もの。結構面白かった・・・。夫婦揃って、テレビの前に。

 「相棒あるから早く帰ってきてね」・・・そんな妻からのメールにとっとと帰ってきた今日。

2006年05月09日

将来のために叫びたいこと

DCキャッシュワンのCMを知っているだろうか・・・若い男が、女性に向かって空港で次のセリフを叫ぶCM

「お酒の前に牛乳飲みます!」
「おこづかい帳つけてます!」
「将来の為にワカメ食べます!」

DCキャッシュワン CM サイト

空港編である。ちょっと前に結構目に付いたCMだから、ご存じの方も多いだろう。

 ここに出てくる男性役・・・実は妻とふたりで以前はまっていたドラマ(2005/8/15一語り「二人ではまっているドラマ」 参照)に主演していた長谷川朝春さんだったりするから、なかなか親近感が湧く。長谷川さんはジョビジョバの一員である。

 まぁ、このセリフを男性役に叫ばせることで、ご利用は計画的にと消費者金融系CMの定番の概念を伝えようとしているわけだが、なかなかおしゃれでいいではないか。

 全体的に面白いCMなわけだが、わたし的に何が印象的だったかって・・・僕は、お酒の前に牛乳を飲んでいる人だったりするから。なんか自分が茶化されている気分もしたりしたのだ。

 将来のために・・・この彼はワカメを食べると宣言しているのがコミカルだが・・・

 そういえば、私はこの一語りでケーキだ、パンだ、うどんだ、その他料理だと・・男子厨房に入る話をよく書いている。読者諸氏から、それはそれですごいねとお褒めにあずかることが多い。
 まぁ、われながら、マメだよなとは思う。昔では考えられない料理への勤勉さとも思う。
 お褒めにあずかりながら、どうして私はこう料理するのか・・・考えてみるとこれが私の「将来のために・・・」なんだろうなと思ってみたりもした。

 だから妻に話したんだ。

 さだまさしさんに歌わせると仕事もできない男に家庭を守れるはずもない。僕も仕事でも大して出世しないだろう、苦労もかけよう。苦労も夫が出世すれば今NHK大河ドラマで注目されている戦国武将山内一豊の妻が語源たる「内助の功」になろうが、それは山内一豊のように土佐の大名にまで出世する夫のもとだからこそ内助の功になる。そうでなければ単なる苦労だ。だから、せめてもパンでもうどんでも作らせておくれ。将来、君に捨てられないために。

 妻は笑ってくれていたが。

 私にとっての将来のために叫びたい計画性・・・

 「捨てられないために、うどん打ちますっ!!」

2006年03月15日

相棒 Season4 最終回

 大好きなドラマ・・・そう、水曜日はこれのために生きていると言ってもさほど過言ではないかもしれないドラマ「相棒」、今日は最終回2時間スペシャルであった。

 「相棒」公式サイト

 もともとは土曜ワイド劇場の2時間ものが話題となってシリーズ化されて今回でSeason4となったもの。
 今までもSeason終わりは2時間もので締めてきていたし、すごく余韻のある終わり方でいいものが多かった。
 だから、今回も期待満々で、お風呂も早めに入って妻と二人でテレビの前へ

 その、感想は・・・
(以下ネタばれあり)

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2006年03月08日

相棒 Season4 第20話 「7人の容疑者」

 毎週楽しみにしているテレビドラマ「相棒」・・・今回のお話のおもしろさと言えば・・・

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2006年03月01日

今日の「相棒」はとてもよかった♪

 私と妻の二人の平日の楽しみといえば・・・一緒にテレビ鑑賞というつつましやかなものなのだが、中でも、水曜夜9時からテレビ朝日系で放映される「相棒」はとってもお気に入りだ。
 今放映されているものはシーズンⅣなのだが・・・

 相棒 Season IV(テレビ朝日公式サイト)

 実は、私と妻がつきあい始めの頃の思い出があるのだ。
 まぁ、恋人関係になったり、その前段階の時期にはお互いの共通点を探し合ったりして、共通項があったりすると、それはそれで盛り上がったりするものだ。
 例えば・・・「えーっ宮城出身なんだぁ、僕もなんだぁ、どこだべさ??」とかの地縁での共通項というのもポピュラーだろうし、「へー、テニスやってたんだぁ、僕もねー、高校時代テニス部のキャプテンだったんだ」という趣味での共通項もありだろう。

 私と妻はその頃、お互いの好きな番組を言い合っていたら、そう、この「相棒」が出てきたわけだ。二人とも大好きで見ていたという共通項。どっちかが、さほど見ていないのに口裏を合わせていたわけではない、二人とも「相棒」ファン。
 ということから、私たちの恋愛のよきスパイスになってくれた想い出の番組でもある。

 ということで、夫婦二人仲良く、水曜日の「相棒」を見ているわけである。

 水曜日というとウィークデイのちょうど中間。非常に疲れも溜まってくる時期でもあるわけで、朝、仕事に行くのがつらいなぁとぼやいていると妻が「ほら、今日は『相棒』の日なんだから、がんばって♪」と送り出してくれるし、また、「今日は『相棒』だから早く帰ってきてね♪」という感じで、わが家の日常にナチュラルに「相棒」は組み込まれているのである(^-^)

 そんな私たち夫婦の大きな期待がかけられている「相棒」があまり面白くなかったりすると、二人で大ブーイングだったりする。「今回のはちょっとねぇ」「そうねぇ」という会話が成立したりしている。
 そう、二人とも、かなり真剣勝負で「相棒」を見続けてきているわけだから、それなりのクォリティを毎回求めてしまうのだ。
 その厳しい目にかなりの高確率で応えてきているのだから、すごい番組だと思うし、だからこそファンを続けているのだから。

 今日のSeasonⅣ第19話はすごくよかったのだ。
 公式サイトのあらすじ

 ここからは少ネタばれであるので・・・もし再放送を見る方はこの先は読まれない方がよい。
 

 
 

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2005年12月04日

久々に血湧き肉躍る興奮を覚えた瞬間

 今日は午前中は食料品の買い出しにスーパー三軒はしごなどなど・・・かなり地味に動きつつ。あ、実はケーキ作りとかしていたんだけどね・・・。それも地味でしょ?どのみち血湧き肉躍るというわけではない。

 そして昼ご飯を食べて午後、ぼーっとネットサーフィンをしていたんだよね。
 
 そしたら、おおっ??ということを発見。そう、血湧き肉躍る興奮がそこにっ!!

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2005年11月23日

テレビを見る

 祝日の今日は家でテレビをゆっくり見ていたり。
 祝日は休みだけれども、テレビ番組は、祝日モードにはかすかに入るものの(例えば、芸術祭参加作品の再放送をしてみたり・・・)、基本的には平日と変わらない番組を流していたりする。だから、ウィークデイは仕事の私でも、昼ドラなどの番組などが見れたりして、それはそれで面白い。

 祝日モードでは朝のNHK総合「絶壁~山岳警備隊疾走る」というドラマ。祝日のNHKは朝にこういう再放送ドラマをすることが多い。見たことはあったが、寺島しのぶの怪演とも言えるうまい演技に見入ってみたり。

 その後、平日の昼ドラTBS「愛の劇場 貞操問答」は・・・まぁ、なんというか、変なドラマだねぇ。これも筒井真理子さん演じる悪役に、ものすごく見入ってしまうような・・・なんだか悪質というのか、イヤなドラマですな。追い込みが激しすぎるわけで・・・かの「おしん」がいじめられるのを見てある意味人々は日頃のいやなことやうっぷんをカタルシスしていた効果があったのと同様に、このドラマもそういうのを狙っているんだろうなと・・・
 主人公が悲劇的に追い込まれれば追い込まれるほど、視聴者はうっぷんを晴らせるのだろうな・・・
 なんだかなぁと。

 その後、芸術祭参加作品「~戦後60年特別企画~“ヒロシマ”…あの時原爆投下は止められた…いま、明らかになる悲劇の真実」がTBSにて。なかなかすごい番組であったわけで・・・ただ、長かったけどね。
 重要な番組とも思ったわけで。

 なかなかテレビを一生懸命見たような・・・一日だったかな(^-^)

2005年10月11日

杉原千畝さんのドラマ

 杉原千畝さんをテーマにしたドラマがやっていた。すごくいいね。

 杉原千畝産の存在を知ったのは、もうずいぶん昔であるが・・・本当にすごい人だと思う。
 組織の論理ではなく、個人の良心で動いた人・・・それがとても難しいことであることは実感として分かる。
 僕もその強さを持ちたいと思う。

2005年09月16日

ドラマ「ドラゴン桜」最終回を見る

 まぁ、今週も色々ありましたなぁ・・・疲れたわ・・・と残業帰り、プールで一泳ぎして帰ってぼーっとテレビを。
 今日は彼女が昨日作っておいてくれたブタニラ春雨があるので、僕が炊事しなくていいのでちょっと楽なのでぼーっとテレビを見る時間もあったりしたわけで。

 ドラマ「ドラゴン桜」の最終回があったので、見てしまいました。

 まぁ、「ドラゴン桜」・・・マンガ雑誌のモーニングで連載されていた頃はよく読んでいましたが、まぁ、マンガ雑誌も読まなくなって久しく。だいたいの筋は知っているので、ドラマを見る気にはなれませんでしたが、結局受かったのかどうか・・そのへんは知りたく思っていたからです。

 なかなか面白かったわけで・・・というのも受験の緊迫感がよく表現されていたから。
 確かに、受験って、あれだけ圧迫されて、そして一年間なりずーっとそのためだけにやってきて、その結果が、番号のあるなしで決まるんです。これだけはっきりと勝ち負けが分かり、そしてそのためだけに努力する瞬間って他にないと思うんですね。緊迫せざるを得ない。

 そう、受験番号探しの時・・・なかなか、自分の番号まで目が行かない、近くの番号をさまよう・・・その視線の動きを表したカメラワークも秀逸。実際私自身の時もそうでした・・・私の時は郵便だったけど、その番号表を見ながら、僕は視線が焦点定まらずさまよっていました・・・そのさまよい方を見て親は落ちたと思ったらしいですが、受かっていました。そんなものです。

 ドラゴン桜は東大を目指してがんばる高校生とその周辺を描いたドラマ。
 それを見ながら、自分も、ある一校だけを目指して一年間浪人したことを思い出します。まったくその一校だけを目指して一年間無我夢中でやって・・・これでだめだったらどうだったんでしょうね・・・その時はそんなことを考えずにただまっすぐだった気がします。おかげで2.0あった視力が、それを機に急降下し今やメガネ君なのですが・・・そんな犠牲を払っても、まだ追いかけた夢がその時はあったのです。

 ドラゴン桜でひたむきに東大を目指す若者を見て・・・そうだね、あの頃は、ひたむきにその一校だけを目指していたなと振り返りつつ、あの頃の熱い思いがよみがえってきて、すごくよかった。

 主人公の教師が言います「受験ってのはな、ある一つの正解を出さなきゃ受からない、それはそれで厳しいことだ。でも人生には正解はひとつじゃない」・・・結局そういうことで、高校生たちは東大に受かったものも落ちたものもいる状況で大団円に持っていっている結末で、無難と言えば無難でしたが・・・実際そうだよね。

 僕は幸いにも受験は受かってその夢にまで見て目指した一校に通うことが出来て、視力の犠牲に一矢報いることはできたけれども、人生は確かに正解は一つじゃないことも分かってきています。

 まぁ、いいドラマだったね、と最終回を見ただけでも思う。まだまだ人生終わっちゃいない・・・正解はひとつじゃない・・・受験の後の人生を今歩んでいる私にとって重い言葉ではありました。受験で一つの正解を出すことになれてしまうと、いろいろな正解を是とするのがなかなかできないものであるから。

 まぁ、そんな教訓も感じてみました。

2005年08月15日

二人ではまっているドラマ

 彼女と毎日見ているドラマ。
 昼1時30分からのフジ系ドラマ

 契約結婚

 なんか、すごいです。アンビリーバブルです。
 なにが信じられないかって・・・美男美女の理想的なカップルを不幸のどん底に追いやるストーリー展開で、視聴者のエンビー感を満足させる(例えば、金持ちで自分たちの及びもつかないセレブの凋落は、なんか楽しいという他人の不幸は蜜の味的な嫉妬を満足させる感覚)ことを狙った不況時の庶民向けドラマであることは明白だが・・・その追い込みの前提条件が全然間違っていますから、ということ。

 通常では苦しまなくてもいいところで、苦しんでいる主人公たち。エンビー感充足のためにとにかく上げて落とすという連鎖にしたいのは分かるが、無理があるよねとつっこみながらも、なにかはまっているダーク系ドラマである。

 ビデオに録ってまで二人で夜中見ている私たちもまぁなんだかなんだろうが、3食昼寝付きというゴージャスな生活をする主婦相手のドラマなのだろうが、そのゴージャスさを超えて、なおかつこんなものを見て自分のエンビー感を満たしたい需要がある日本にはやや・・ちょっと危機感を覚えないでもないが・・・

 1時半のフジ系(関東では8チャンネルと呼び慣わしているが・・・)は伝統的にそういう感じのものが多い。

 エンビー感というのものは全然快いものではない。人をおとしめて喜ぶよりは、自分を向上させて誇りを持ちたいものだよね。その意味ではこういうドラマばかりになってしまってはうまくないのだろう、とはまりながらも思ってみたりもする、

2005年06月08日

今日のドラマ

 先週に引き続きドラマ「anego-アネゴ」を見る(先週の一語り参照)、なんか面白いよ♪
 今回なんかとても展開が良かったと思う。不倫に走ってしまう展開は結構ドキドキだよね。
 でもね、かなりリアルさを売り物にしているドラマでそれでアネゴ世代の共感を呼んで人気が出たものだと思うが、まぁ、展開として不倫に走ってしまうのが・・・やや俗っぽい。

 リアルというより、まぁ、金妻以来の伝統の不倫という非現実的テーマに飛ばしてしまうのが、ドラマがいくらリアル志向でもフィクションである所以で・・・まぁ、このリアル志向ドラマ「anego-アネゴ」にしろその域を出なかったのかぁと思ってみたり。

 でもね・・・現実が結構不倫が多くて、これはこれでリアルなんだと反論されればそのへんの事情にはとんと疎い私としてはたじたじだし、まぁ、不倫当たり前の世の中になってしまったんなら・・・ちょっと悲しいがね。

 どうなんだろうね。

2004年12月21日

「ラストクリスマス」最終回を見てしまう

 大人気だったようだね。「ラストクリスマス」。織田裕二主演。
 かの名作「東京ラブストーリー」を彷彿とさせるバブリーなドラマである。

 まぁ、ヒットのわけはだいたいわかる。なるほど、確かに面白いけどね・・・多分、既婚者達は過ぎ去った恋愛時代を懐かしみ、夫婦でもう一度あんな感じにねと、今回のクリスマスを楽しむ糧にはなろうし、今現在恋愛真っ盛りのカップル達はああいうゴージャスな恋愛を自分たちにもとせめてものゴージャスさを追うのだろう。また、これからまだまだ可能性が広がっている若者達も、いつかはあんな恋愛をと夢ふくらませるのだろう。そのような意味で、このドラマはヒットしたのだろう。

 しかしながら、私は三十路独身という、これからのポテンシャルはもうすぼまってきており、憧れだけで恋愛は語れず、また、ドラマに描かれているクリスマスを共に演出すべき相方がいない状況の者には、このドラマ正直いただけないし、楽しめない。

 と言いつつも、エアロビから帰ってきたらやっていたので、最終回を見てしまった。

 まぁ、本当に「大団円」というのがふさわしいお定まりの調子のいいエンディング。
 「はいはいやってろよ」って感じでね・・・正直。

2004年12月17日

オキニのドラマを見損ねる、しかも、最終回

 今日は職場の忘年会としての飲み会だったのだが、やはり、師走の諸々の忙しさから疲れが溜まってきていることや、まだ木曜日というところから、普段なら行く2次会には行かず帰ってきたのだが・・・

 それで、諸処済ませて22時くらいにはゆっくりしていたのだが、油断して眠り込んでしまった。

 一昨日の一語りで言及した、楽しみにしていたドラマ「アイムホーム」を見損ねてしまった。

 要は、ビデオの予約はしていたのだが、昨日の分を見ようと見ていたら、そのままビデオの電源を入れておいたまま寝てしまって録画できなかったという次第(正確にはビデオと言うよりパソコンだったのだが、分かりやすくここではビデオにしておく)。

 でも、今日の深夜に再放送をするので、これは絶対に見るつもり。

2004年10月05日

ザ・ホワイトハウス3

 ザ・ホワイトハウスは、NHKの海外ドラマの土曜日23時枠でやっていた時はやたらよく見ていた番組だが、ひょっと・・・番組表を見ていたら、今日、火曜日の22時のNHKの衛星第2の22時枠で放映されていることを発見。ザ・ホワイトハウス3・・・最新のだ。

 途中からだったけど見たら、やはりなかなか面白い。

 火曜日の楽しみが増えたってものだね。

2004年09月09日

来て欲しいの・・・

 木曜日はドラマ「バツ彼」がなかなか楽しい。
 ドラマなんて最近ほとんど見なくなった僕であるが、これだけはちょっと見ている。

 だって・・・なんかとってもオールドファッションドな味がするドラマなんだもの。

 今の時代、これほど見事にご飯作りに来ちゃったシーンなんて出しているドラマなんて他にない。

 と言いつつ、結局、こういうドラマが落ち着くようになったのは僕も老けたってことだよな。
 昔、フランスパンと「来ちゃった」という語りを書いたことがある。要するに、こういう来ちゃったシーンにとってもあこがれているのだが、生まれてこの方三十数年、来られたことはひとたびとしてない。

 しかして、このドラマでは、あの中山忍さんが「主任~ん、今度いつ夕食作りに行きますぅ」とオフィスで大声で主人公にせまるのだ。
 夢のような話ではないか?そもそも僕が中山忍さんがタイプだと言うことを捨象したとしても、あなたの勤める職場でそんなことを行ってしまう女の子がいたら、みんな一斉に振り返るだろう。

 「大津さ~ん、今度、きんぴらゴボウ作りにいってあげるからねぇ、いつがいい?」とかオフィスで言われてみたいものです。多分一生叶わない夢。

2004年04月10日

朝ドラ「天花」を見る

この四月から全く新しい仕事をすることになり・・・その意味では緊張の連続で、週半ばあたりから帰ったらバタンキューな生活であったが・・・今日は9時半頃・・・あ、朝ドラ「天花」の再放送が始まるなってリモコンだけは布団から出してテレビをつける。

土曜日の朝、9時半から1時間半、一週間分の6話分のNHK朝の連続ドラマ小説(朝ドラ)の週間再放送をNHK衛星第2でやってくれているのだ。

このドラマ、仙台が舞台だ。
私も仙台に住んでいたので、とても懐かしく見ているのだが・・・なんか、ちょっと「ぶって いるよなぁ」という感が否めない。

純粋で汚れなきキャラとしてヒロインがいるわけなのですが・・・なんだかなぁ・・・そんな女の子 は今時いないような気もするし、確かに都会の汚れがない田舎にはそういう女性もいるのかもしれないが、仙台ってそんなに田舎じゃないしなぁ・・・そんな色々な違和感が・・・。

だからヒロインがとても「ぶっているよなぁ」という気分になるわけです。

そんな純粋無垢な女の子って存在していいのは、少女コミックの中くらいで、これから戦いに行くぞというお父さん達、おじさん達も見る朝ドラであさからそんな浮世離れしたヒロインを想定していてはだめじゃなくないか?って思うんです。まさしく絵に描いた餅のようなもので・・美しくはあるけど現実に離れしてしまっている感じ??そんな違和感を感じまくっていました。

もちろん、そんな子がいたらとってもいいとは思いますが・・・

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2004年03月17日

相棒2最終回

 今日は、毎週楽しみにしてきた「相棒2」の最終回2時間スペシャルだ。

 この一語りでも何度も言及してきた「相棒2」・・・2になってからどうも質が落ちたという気分も否めなかったものの、最終回はしまったいい出来のものでした。

 津川雅彦、岸田今日子といったビッグキャストをそろえての力作でした。

 でも、毎週の楽しみがなくなってしまってちょっと寂しい。

 明日には、これもまた毎週楽しみにしていた木曜日のドラマ「白い巨塔」も最終回になってしまうようで、寂しい限りです。

 僕はこの後、何を支えに生きていけばいいのか(^-^)大げさにいうとちょっとそんな気分にさえなる番組改編期です。

2004年02月21日

朝ドラ「てるてる家族」が面白い

 基本的にNHK朝ドラは好きだが、いまやっている「てるてる家族」はなかなかに面白い。
 予定のない土曜日の午前中はNHKBS2で9時半から5話まとめて放映しているのを見るのが楽しみだ。

 今日は、森口博子演じる女性がプロポーズを受けるシーンがとても印象に残った。

 ああいうのって いいっ!!ってすごく思っちゃった・・・♪古風な恋愛が好きです。

2004年01月31日

ドラマ「それからの日々」を見た

 テレビ朝日開局45周年特別企画ドラマスペシャル 「それからの日々~山田太一が贈る家族愛の物語~」を見た。

 テレビ朝日の特別企画ということで、期待してみたドラマであったが、期待通り、面白い。

 山田太一脚本ということで・・・・見応えのある追い込みがかかったドラマであった。
 追い込みがかかったという意味であるが・・・
 山田太一は「ふぞろいの林檎たち」を手がけて有名な脚本家であり、ふぞろいもなかなか人間というものを突き詰めて考えている、今風の軽さのないドラマであったが、その意味でこのドラマも追い込みがかかっていたと思ったのだ。

 リストラされて、無職として家でぼーっとしてるいわゆる「粗大ゴミ」亭主への妻の容赦ない追い込み場面などに象徴される。

 見ているこっちがかわいそうに思えてくるくらいだから・・・・すごい追い込みだ。そこまでしなくても・・・って思ってしまうくらいだが、それくらい追い込まないとドラマにメリハリがつかないことも事実だ。

 でも・・・ここまで家族とは、人間とはという突き詰めた描き方をすると、そのへんに関しては皮相的な浅い描写しかないトレンディドラマになれている若い世代には息苦しく感じるかもしれないことも事実だが。若い人は重いなぁって思っちゃうと思う。

 ある意味、このドラマはとても大人向けのドラマと言えるだろうし・・・僕はこれは好きだな。感動した。

2004年01月22日

白い巨塔が面白い

 ドラマ「白い巨塔」の話は何度もしているが・・・やっぱり面白い。今日も見てしまう。

 やる気のなかった上川隆也の演じる弁護士が、証拠のカルテの保全のために一眼レフを構えているのがかっこよいと思った。

 それにしても、修正液で改ざんしたカルテの裏を写すために、ブラインドを開け陽光に透かして一眼レフを構えた上川隆也がものすごく格好良く見えた。
 そしてそのカメラワークがものすごくいいと思ったね。陽光と共にすべてを白日にさらすという決意を表現しているんだよね。

 重厚感があってとてもよいドラマである。原作の良さもあるのは分かるし、原作は何度も読んだが、その迫力を損なってはいない迫力を感じる。

2003年12月18日

「北の国から」と縦断的研究

 テレビ番組表を見ながら、あ、今日はドラマ「白い巨塔」がないなぁ、残念だと思ってみた。あのドラマ・・原作も読み込んだし筋は知っているけど、とても面白いからね(そういうドラマがやはり名作なのだろう・・・昨日の「相棒2」の話を思い起こしつつそう思う。相棒も2時間単発ものだった時は、そんな感じだったし、だからこそ連続化されたのであろうが、連続化ではちょっと味が落ちたということだ)。

 で、「白い巨塔」がないのはなぜなんだ!!とちょっと怒りを含んで番組表を見ていたら、かの「北の国から」を5夜連続で放映する一環として番組が流れたと言うことが分かった。

 なるほど、それはそれで、納得である。

 「北の国から」は「白い巨塔」と負けず劣らずの壮大さを持っているからである。
 「北の国から」のどこがすごいかって・・・じゅん君をはじめとして、役者陣の人生に沿ってそのままシリーズ化して縦断的にドラマを構成しているからである。
 よく、心理学などでは縦断的研究・横断的研究ということが言われる。縦断的研究とは、例えば、赤ん坊の頃から青年に至るまで成長の様を観察するなど時間軸を縦に追っていく研究であり、横断的研究とは時間軸を横に切る、例えば、ある学校の数クラスに一斉にアンケートをとってその結果を分析するといった感じのことである。
 そして、学生としては1~2年で研究を仕上げなければならない制約上、どうしても横断的研究になりがちであり、縦断的研究はなかなかできない・・・もし縦断的研究をするとすれば、研究者になってその研究に一生を捧げるとか、もしくは、国家的なプロジェクトに参加していくとか(その昔、ソビエト連邦がスプートニクを宇宙に先に打ち上げたことにショックを受けたアメリカがヘッドスタートプロジェクトというプロジェクトを実施して、学齢期前のこどもを教育し、学齢期にはスタートラインが同じになるようにしようという教育実験とも言えるプロジェクトをしたとのことだが、それは壮大な国家的規模の縦断的研究とも言えよう)、そういう感じで、縦断的研究は大変だと言うことだ。

 だから、じゅん君の一生を少年時代から青年時代にかけて縦断的に描いた「北の国から」は偉大だなと感じられるのである。そしてドラマの場合、それだけ、人気を保って行かねばならないと言う至上命題もあるのだから、なおさらだ。

 ほかに、人生縦断的なドラマとしては、海外物ではあるが・・・「ビバリーヒルズ高校白書」(後「ビバリーヒルズ青春白書」)とかがあると思われる・・映画では寅さんシリーズも縦断的とは言えようが・・・縦断的ドラマは少ないなぁと感じる中で・・・「北の国から」・・偉大なドラマとして思い起こされるところではある。

2003年12月17日

相棒2がいまいち・・・

 水曜は大好きなドラマ「相棒2」(テレビ朝日系21:00~)である。
 毎回楽しみに見ているのだが・・・最近のはあまり面白いとは言えなくなってきているような気がする。

 相棒シリーズはストーリーが秀逸と思っていたのだが・・・最近どうも・・・。

 水谷豊、寺脇康文の両名の演技は際だっているしキャラクターとしていい味を出しているのには変わりないのだが・・・。

 僕がその展開になれてしまったから興味が減じたのか、ストーリー自体がネタ切れ気味で展開に迫力がなくなったのか・・・どちらかは定かではないが・・・

 うーむ、どちらにしても、ちょっと残念だったりはするのだ。

2003年11月20日

えらくなるべきか否か

 ドラマ「白い巨塔」を観る。

 やはり面白い。前にも語ったが(一語り October 10, 2003)、財前と里見の生き方は対称的だ。

 えらくならなければ組織を動かせないと考える財前、組織を動かさずとも自分としての最善を尽くしたいと思う里見。

  僕も、将来を考えるべき高校時代、このドラマの原作本を読んで本当に考えさせられたのを思い出した。

 確かに、はじめは里見がいいんだと思っていた。でも、深く考えると、一概に里見がよくて、財前が悪いとも言いかねるからだ。

 例えば、ドラマ「踊る大捜査線」で、青島は室井に偉くなって警察の官僚組織を変革してくれと願っている。そしてそれはとても正しく聞こえる。
 となると、財前のえらくならなければという執着もあながちうそとは言えないのではないか。

 財前的な生き方か、里見的な生き方か・・・

2003年10月22日

よかったわぁ

 最近、疲れが溜まっているのか、夜帰って夕食を食べると寝てしまうことが多い。居眠りである。

 今日は、大事な日本シリーズ第3戦・・・延長戦にもつれ込んで、最後の最後で阪神サヨナラ勝ちで、21時過ぎに野球中継が終わって・・・ホッとして、居眠りしてしまった。

 起きたら23時過ぎ。

 野球中継の後に続くはずだった・・・「相棒2」・・・毎週観ている刑事ドラマでここの一語りでも何度も話題にしている・・・を見過ごしてしまったかぁ、くやしいなぁと思い悩みつつ、テレビ朝日のサイトに行ったら・・・

 今日は野球延長のため放映中止になったとの告知。よかったわぁ・・・

2003年10月16日

ドラマ「相棒2」を観る

 昨日ぶっ倒れていて観れなかったドラマ「相棒2」を観る(もう午後9時台には寝入っていた)。
 
 いやー、面白い。まいったという感じ。本当に好きだな、このドラマ。

 さて、このドラマの面白さの要因を分析してみると・・・そう、あの刑事「コロンボ」シリーズ・・不朽の名作ですよね、あの雰囲気を含んでいる。容疑者にしつこくつきまといつつ追いつめていくのはコロンボそのものだ。
 そして、シャーロック・ホームズの要素もあるわけだ。名探偵としての水谷豊演じる杉下右京、その相棒としてのワトソン博士の役回りとしての寺脇康文演じる亀山薫というわけ。
 コロンボとシャーロック・ホームズの折衷・・これは面白いはずだとも言える。

 このドラマ、クラシックの曲を効果的にBGMに使っているのだが・・・うーん、エンディングで使われているクラシックの曲が、聞き覚えがあるのだけど、思い出せない。誰か知っている人がいたら教えて♪

2003年10月10日

ドラマ「白い巨塔」を視る

 ドラマ「白い巨塔」がリメイクで始まった。昨日視たのだが・・・。

 面白いね。

 筋は知っている・・・というか、ドラマにはまって、原作本も読み込んだ。原作は、山崎豊子さんが書いたものである。「白い巨塔」に続いて「続・白い巨塔」もあったので、読んだ。

 それは、ちょうど高校時代だった。

 高校時代、僕はどうやって生きていくべきか迷っていた。これは、誰しも進路などを考える上で大小あれそういう迷いは生じやすい時期であろう。また、今、自分の生き方が定まっているかと問われれば、そうでもない・・・まだまだ迷い続けていることも事実なわけだが。

 そんな時出会ったドラマがこの「白い巨塔」だった。

 このドラマはとても生き方というものを感じさせてくれる。教授ポストというものをなんとしても手に入れたいという出世第一主義の外科の財前に比して、理想肌の内科の里見。

 出世か理想か・・・非常に対照的な生き方の二人を軸にドラマは進む。

 そのドラマにおいて、僕は、どっちの生き方をとるべきか・・・ということを本当に考えさせられたからこそ、このドラマにはまったし、原作本も読み込んだわけだ。

 その原作本は高校の図書室から借りだしたことはいまでもよく覚えている。

 僕はそのころ、財前的生き方をちょっとやだなと思った思い出がある。しかして・・・現実は・・・

 今でも考えさせられるドラマだ。今後とも視ちゃうかもなと思ったドラマ。

2003年10月08日

待ちこがれたドラマ

相棒

 待っていました。「相棒」。

 このドラマが始まると知って、スケジュールソフトに今日の20時には家にいるようにと入力していたくらいである。その予定は僕のいつも持ち歩いているPDAにも入っていて今日はしつこいくらいにその予定をアラームしてきたわけだ。

 このドラマ、もともとは2時間ドラマとして出発し、好評のため連続ドラマ化された刑事ドラマ。前回の最終回は本当によかった。いや、全然ハッピーエンドではないし、大団円でもなかったが、いい味出していた。

 水谷豊演じる変わり者の刑事と寺脇康文演じる熱血系刑事。ふたりともとてもいい味出している。

2002/10/30(wed)の一語りでも「水曜日は9時からのドラマが楽しみだ。」と書いている。

 うれしい。とてもうれしい♪

 今日のスタート2時間スペシャルも、なかなか追い込まれた結末。今後が楽しみである。

2003年09月14日

「元カレ」最終回を観て・・・

 今や、日曜日の夜のお楽しみとなった、ドラマ「元カレ」・・・今日が最終回であった。
 この一語りでも以下に挙げるように何度も熱く語ってきたところだ。

今日もドラマ「元カレ」を観る(2003.8.24)
今日の「元カレ」(2003.8.17)
ドラマ「元カレ」(2003.8.11)

 それだけ面白く観ていたわけで、実際、エンディングへの期待も高かった。これだけ面白く途中経過を見させてもらっているのだから、エンディングでだってきちんと楽しませてくれるだろうと。

 そう、期待通りであった。というのは、僕の予想を完全に裏切る形での結末だったからである。

 こう見えても、僕は、やたらドラマを見てきている。最近はテレビドラマを卒業し、もっぱら映画になってきてはいるが、どちらにしても、あるストーリーにおける映像表現であることには変わりない。

 そんな僕である。ちっとやそっとのストーリーでは驚かないし、感動もしない。

 そう、以前の語りでもたびたび言ってきた。このドラマは、古典的な展開を見せる、東京ラブストーリー的ドラマだと。
 そのロジックで考えれば、今日の結末は、二転三転して、結局、家庭的な内山理名演じる女性で落ち着くのだろうと思われた。広末涼子演じる女性には仕事という逃げ道があるのでドラマの落としどころとしては、そういうところがいいのではないだろうか。
 そう、そんな大団円を思い描いていた。
 
 ほら、かの、東京ラブストーリーだって、鈴木保奈美演じる女性はさっそうと去っていき、有森也実演じる家庭的な女性に落ち着いた。そう、織田裕二演じる男は心は鈴木保奈美演じる女性に、実生活は家庭的な有森也実演じる女性にという結末。

 そう、今日の「元カレ」もそんな具合で終わると思ったんだ。途中まではそのような展開だったんだ。主人公達の周囲もきちんと結ばれていって、大団円の予感、広末演じる女性は仕事に生き、内山演じる女性は幸せな家庭を持ちました、めでたしめでたしという感じに。
 実際、最後の最後までその流れであった。そこまでで思ったよ・・・なるほどな、これも単純にドラマだよ、東京ラブストーリーで築かれた黄金則は破れないよね・・・と。

 しかし違った。最後の最後に、内山演じる女性は身を引いたのだ。実生活だけの女にはなりたくなかったのだろう、主人公の男の心もほしがったわけだ。
 そして、広末演じる女性は、仕事を取って、遠く離れた神戸に出向こうとしていた空港に駆けつける男、そして、思いを打ち明けたという結末。しかも、引き留めるんじゃないんだよね・・・「おれのために東京に残ってくれ」とは言わないのよ。今度は僕が君を想うから、今度神戸に行くよという遠距離恋愛を前提とした告白になっていた。

 なにからなにまで、現代的である。それまでは、とてもとても古典的な雰囲気で僕のようなおじさんもすごく懐かしさを感じつつのめり込めていたこのドラマ、最後には、広末演じる女性は、仕事も恋もゲットするし、主人公の男は、自分にべた惚れであった家庭的なすてきな内山演じる女性を振ってまで、遠距離恋愛に身を投じる。

 僕のようなおじさんにはもーわけわからん、ついていけん、バランスが全然取れないなぁという感じの結末であったが・・・なるほど、東京ラブストーリーで確立された黄金則にのっとっていたら無難には終わるだろうがそれ以上の進歩はないよね。

 そう、バランスとか言わずに、世間体も構わずに、自分の気持ちに忠実にしたいようにする、というのが現代の若者感覚だよね、確かに。

 その意味では、このドラマは途中経過はとてもレトロな感覚を持たせながらしっかりと現代したラブ・ストーリーだったのだなぁ。

2003年09月06日

ドラマ「白線流し」を観る

 実はこのドラマは好きだ。毎週やっていた頃から熱烈に観ていたわけではないが、でも、好きである。
 今日、彼らの25才の姿を描いた2時間スペシャルがあるということで、観てしまったわけだ。

 彼らの19才を描いたドラマが1997年8月8日に放映されている。その時僕がしたたた文章がある。
釧路でのおもいで~魚に春と書いてなんて読む?~
 これを読むと面白い、けっこう僕は白線流しを観ていることが分かる。ちょっとしたウォッチャーである。

 今回も、テーマは相変わらず・・・主人公達はみんな迷い続けているけれども・・そこがいい。僕だって・・迷い続けているのだから、そこに僕は共感できるのだから。

2003年08月24日

今日もドラマ「元カレ」を観る

 とても面白い。今日の展開は特によい。

 まぁ、僕もおじさん世代にもう片足踏み込んでいることは事実だ。
 
 このドラマは本当に古典的な展開を見せる。ラブストーリーの王道とも言えるものだ。

 いいね。

2003年08月18日

ドラマ「海猿2」を観て ~海上保安官に思う~

 今日は、NHKでドラマ「海猿2」が再放送されていたので観てしまう。
 これはもともと、マンガが原作である。マンガでは読んだことがあったし、マンガでも面白かった思い出があるが、なるほど、さすがNHKが作ったドラマだ、かなり重厚に面白く仕上がっていた。

 もともと成人マンガ雑誌に出ていただけに、テーマはかなり重いし、その意味ではNHKがドラマ化したことはすごくマッチしていたのだろう。

 よかった。前編後編45分ずつであったが、どっちも観てしまった。

 さて、ところで、このドラマは海上保安官の活躍を描いたドラマである。

 実は、海上保安官というのが僕はなんか好きなのだ。というのも、このドラマの中の登場人物も言っているのだが「警察とか自衛隊とかならわかりやすかったのに・・・」という旨の言葉にもあるように、非常に地味なイメージがありながら、とても、広い分野にわたって治安を司る機関であるからである。地味なところが好きなのだ。

 巡視艇を駆って沿岸の警備に当たり、時には銃撃戦になることもある。実は、日本の警察官は機関銃のような連発銃は持っていないが、海上保安官は持てるようだし、実際、巡視艇には機関銃が備え付けられている。その意味では、その発砲いかんによっては国際問題に発展しかねないギリギリの所で治安に携わっているのである。その一方、海の救難に出向くのも海上保安官である。かと思えば、灯台に灯をともし続けているのも海上保安官である。非常に幅広い意味を一手に引き受けた、じみ~な機関・・・それが海上保安庁である。

 警察とか自衛隊となると、治安の意味で、その響きからして権力的なイメージがあるが、海上保安庁は国土交通省(旧 運輸省)の外局であり、なんか、とてもシビリアン(文民)なイメージがいいなって思うのだ(もちろん、警察もシビリアンであるのだが)。

 まぁ、そんなことから、僕は海上保安庁および海上保安官が好きである。ほら、よく海の方とか、港とかに行くと、海上保安庁の船が止まっているじゃないですか。Japan Coast Guard と船腹に青文字で入れた白い船が。そういうの観ると、がんばれーって思っちゃうんだよね。

 地味なイメージなものの、すごく幅広くがんばっている海上保安官にスポットを当てたこの「海猿」。そのスポットの当て方だけでも斬新なものを感じるんだよね。そう、別に洋画の定番たるFBIとかCIAとかだけに事件があるのではなくて、目立たないものの海上保安官達も日々戦っているんだなぁって感じられるのは新鮮だった。

 海上保安官にはどうやったらなれるのか調べてみたら、海上保安学校または大学校を卒業することが必要なようだ。これだと若い頃からその学校に進むということだね。そうじゃない場合、船舶の仕事からの転職とか、無線従事者として免許を取って入るという方法もある。

 そっか・・・僕は無線はけっこう好きだからなぁなどと夢想にひたってみたが、求められる無線の免許はかなり高度でなかなか難しいものなのだ。

2003年08月17日

今日の「元カレ」

 先週、旅先で観たことから、はまってしまったドラマ「元カレ」(2003年8月11日の一語り参照)・・・今日ももちろん観たわけで。

 やっぱ面白いね。
 どうして面白いかってのは、前にも語ったとは思うが、やはり、すごく伝統的な流れのラブストーリーだからだね。展開はちょっと現代風で、あまりうじうじしておらず、速めだとは思うが・・・。

 広末涼子演じる女性とくっつきそう線が出てきた今日の展開だが・・・となると、内山理名演じる女性を振るということになるのか?!という感じなわけだが・・・。

 広末涼子演じる女性がキャリア指向であるのに対し、内山理名演じる女性は結婚願望が強い保守的な女性ということになろうか。

 まぁ、今日の展開では、キャリア指向の強い広末涼子演じる女性が、仕事上のつまづきから自分の弱い面をさらけ出し、すごくかわいくなるというパターンで、これに主人公はコロッといってしまいそうというわけで・・・。

 これもまた、すごく伝統的な展開だね。かの東京ラブストーリーを思い出すね。東京ラブストーリーでは織田裕二演じる主人公は有森也実演じる女性に行ってしまったが、その例にならえば、「元カレ」でも、内山理名に流れそうなのものだが。
 
 だからね、僕の考えとしては、いろいろ情は絡み合うものの最終的には、主人公は内山理名演じる女性と幸せに結婚し、広末涼子演じる女性は立ち直り仕事に生きるという結末になると予測している。

 というのも、広末涼子演じるキャリア指向の女性には失恋しても仕事という落ちどころはあるものの、内山理名演じる女性はそういう落ちどころを探そうとすれば、他の男性と言うことになるしかないからだ。そういう目はいまのところないのではないかと思われるところからの予測である。

 まぁ、しかつめらしいことを述べてしまったが、僕はドラマをこんな風に分析的に見てしまうのだが、その分析とは裏腹に、結構感情的にワクワクしてみていることも事実だよ。

 夢のような話であることには違いないからね(^-^)僕にもそんなことが降ってこないかなぁと思っちゃいるよ、思うだけはね。


 

2003年08月11日

ドラマ「14ヶ月」

 まぁ、昨日に引き続いて、今日も、普段は見ないドラマを見たりする。
 
 ドラマ「14ヶ月」

 これもいいっす・・・というか 酒井若菜 がいいっす、昨日だけ見たところによると、酒井若菜でいっちゃってくださいという感じに受けたのであるが・・・

 そもそも、昨日に引き続いて、酒井若菜が主人公の男性に「好きなの・・・」という感じだったわけだから。

 ドラマのホームページをチェックすると、そう簡単にはいかない事情のようで、若返りの薬を飲んだ妻がその副作用で若返りが止まらないという状況の下、その夫が主人公であったりするわけで、これは酒井若菜と簡単にくっつくわけにハイな会という状況らしい・・・というか絶対くっつかないでしょう、ドラマの論理に乗っ取れば。

 主人公の夫は、名門レストランの見習いシェフで、酒井若菜はそこのマネージャーで、要するに上司ということらしい。はじめはつらくあたっていたものの、その見習いシェフのひたむきさに惹かれたらしい。こういう設定はいいと思う。現実的にはあるのかどうかは疑問だけど、真っ正直に努力していれば空いてもらえることもあるという直球の論理は好感が持てるのだ。

 しかし、恋愛ドラマというのは総じて、愛する二人の間に困難を設けてくる。というか、そうでないとドラマにならないからだ。でも、その論理は、それこそシェイクスピアのロミオとジュリエットの頃から、変わらずある伝統的な恋愛ドラマの論理である。
 
 ロミオとジュリエットでは、その困難は伝統的家制度の束縛というものだったが・・・その後のどラマにおいては、例えば、道ならぬ恋とか、病気とか、いろいろなバリエーションが生まれたものの、今度は、若返りというあり得ないものになってしまった、とても超現代的なドラマである。

 でも、このドラマにおける酒井若菜はいいっす(^-^)

ドラマ「元カレ」

 今、旅先であるが・・・まぁ、旅先という日常から離れた空間ということもあるのだろう、いつもは観ていないドラマ「元カレ」を観てみた。

 なんか、広末涼子さんがとてもいい。かわいい。

 昔はとても好きな女性タレントであったし、ファンであったと言ってもよいし、うちの母親などはいまだそう思っているらしいが、最近はそうでもなかったのだ・・・
 だって、20歳も超えてそれなりの年になっているのに、かわいい系から脱皮し切れていないなぁと感じていたから。

 でも、なんか今回のドラマでは、その脱皮し切れていない部分がいい感じになっているように思われた。

 元カレ役の堂本剛に迫る未練を抱えた広末・・・という状況。いいよね、女から男へのアプローチってあまりないし。

 「来ちゃった」「もう一度付き合ってほしいの」・・・みたいなことを広末涼子さんが言っていたわけで・・・

 僕なら迷わず Yes だが(^-^)やっぱ、広末涼子ファンには違いないらしい、僕は。一回好きになってしまうと早々忘れられるものではないね、このドラマじゃないけどさ(^-^)

2003年06月30日

「東京ラブシネマ」最終回を観る

 たびたび、この一語りに出てくるドラマ「東京ラブシネマ」今日が最終回であった。
 月曜日と言えば「あいのり」を語ることが多かった私。どちらにしてもテレビ番組であるし、相変わらず「あいのり」を観ているのだが・・・しかも「東京ラブシネマ」ははじめっから観ているわけではなく、途中からだったわけだが・・はまっている。

 とにかく最終回は感動した。そう、すごい古典的なラストだ。
 大団円という言葉がぴったりと来る。ほら、昔のドラマって、いろいろあっても最後にはみんな幸せになるという感じじゃないですか。ヒロインに振られた男も、誰かほかの女の子が好いていてくっついちゃってとか、みんなが幸せになれるような結末。ドラマだからこそできるようなまるーくおさまる結末。

 そういう古典的ドラマは、今や、NHK朝の連ドラにわずかに残るくらいで(その朝ドラも ふたりっ子 あたりからずいぶん過激になってきたが・・・)、今や、大団円ドラマは少なくなってきた・・もっと現実をえぐるような複雑な結末が多くなってきた。

 そう、恋愛ドラマの世界では、「東京ラブストーリー」(1991)くらいからかな、複雑な結末になってきたのは・・・おいおいカンチとくっつかないのかよって裏切られた気持ちになったのがついこのあいだに思えるが・・・それくらいからだよね。

 最近のドラマは、かならずしもくっつかない。

 しかし、この「東京ラブシネマ」は全員が幸せになったわけで・・・明らかにもてないキャラの宮迫博之演じる男が白石美穂演じる女性とくっつくのを皮切りに、どうも癖がありすぎる、竹中直人演じる男をひそかに慕う秘書(23歳)あり、当然、主人公達はきちんと幸せになるし・・・もう、大団円ドラマそのもの・・・古き良き時代を思い出すという感じのドラマ。

 疲れがちな現代、そんなに複雑な疲れる結末より、まぁ、年も年なんだろうね、こういう大団円的超古典の結末は落ち着くし、安らぎの感動が得られたわけで・・・

 ま、面白いドラマだ。そして主人公達は35歳という設定・・・まあ、30代序盤の私にはなかなか勇気を与えてくれる話ではないか!!

2003年06月16日

今日の東京ラブシネマ

 今日もドラマ「東京ラブシネマ」を見てしまった。
 
 本当に、古典的なラブドラマだ・・・一週間前もそんなことを語っていたと思うが・・・

 すれちがいばかりの男と女、今日、ようやっと食事にまでこぎ着けていた・・・まるで君たちは小学生かよというくらいのは純真さ。

 そのはがゆさがまたいいと思うなぁ、ほんと。